燕市立粟生津小学校(渋木保之校長・児童127人)は13日、学校田で収穫したコメを販売して得た8,700円を燕市社会福祉協議会、赤い羽根の校内募金に寄せられた善意1万4,226円を新潟県共同募金会燕市共同募金委員会に寄付した。
学校田は毎年、総合学習の一環で5年生がすじまきから田植え、収穫、精米で稲の栽培を行っている。収穫したコメは全校児童に配布したり、作業に協力してくれた地元老人会のボランティアに配布し、残りを10月の文化祭で5合300円で販売し、その売り上げをそっくり寄付に充てた。
赤い羽根の校内募金は毎年行っており、ことしも体育ボランティア委員会の児童が11月初めに3日間、登校時間にあわせて児童玄関前に募金箱を持って立ち、児童に善意を呼びかけるなどした。
13日は学校田の取り組みを担当した5年生の高橋結衣さん、小林渚美さん、川原颯雅さん、河合羚琉さんの4人、赤い羽根共同募金を担当した体育ボランティア委員会の6年生の河合謙進委員長と星野真央委員の燕市社協を訪れ、のし袋に入れた寄付を五十嵐一夫常務理事に手渡した。五十嵐常務理事は「大事に使わせていただきます」と礼を述べた。
学校田の寄付について小林さんは「障害者の人とかに役立ててほしい」、河合委員長は「新潟県全体のいろんなことに使ってほしい」と話した。粟生津小は毎年、児童が栽培したコメの売り上げの寄付と赤い羽根共同募金の寄付をあわせて行っている。