6月3日投開票の田上町長選挙に立候補する元田上町町議会議員笹川修一氏(61)の後援会「ささがわ修一後援会」(笹川剛会長)は21日、田上町坂田の笹川氏の自宅で事務所開きを行った。
地元支援者ら60人余りが集まるなか、午前9時に、笹川剛会長が開会のあいさつを行い、連合県央地域協議会から海津武彦議長名の激励のメッセージ、藤田博史県議からの激励の言葉が読み上げられた。
続いて、高橋秀昌日本共産党田上支部代表があいさつし、今回、立候補を表明している4人が我が家を尋ねてくれたときに、いくつかの質問をしたと明かした。党の中で検討し、笹川さんが最もみなさんの平和や暮らしを守る適任者ではないかとして、さらに、町への要求を笹川さんに示して意見を聴いた。結果、「笹川さんが好きだからとかで支持するのではなく、しっかりと政策とまちづくりで一致するとして支援することを決めた」と経緯を話した。
笹川氏は決意表明で、田上町の「4つのムダ」として、3,000坪のスーパープラントが町内に誘致されるのに、これから建設する道の駅内の100坪の直売所で売れるのかと投げかけ、プラントと協議して田上の農産物の導入を依頼するといった考えを示した。このほか、町おこしセンターとして一部の人しか利用できない調理自習室や研修ルームは必要か、竹細工の作業が必要か、羽生田駅から歩行者専用のあじさいロードは必要かと、「田上町のムダを中止できる、今だったら中止できる」。「高齢者に優しい町」、「子育てに優しい町」、「人工減少を止める」などについて、自身の考えを説明した。、
さらに、時代が大きく変わろうとしているなかでも田上はほとんど変わっていないと言い、「今回の選挙が変える時期だと思っている、佐藤町長のやり方では具体的には何もない。具体的なのをやりながら、みなさんの声を聞きながらやっていく」、役場の雰囲気については「明るくやりたい、笑顔で接客。どっちがお客さん、みなさんがお客さんなんだから。そんな役場に変えて行きたいと思っています」。
「民間と同じレベルで、おめさんどんげらねと聞かないとだめらし、何があったね、何困っているねと聞いていくような役場もやってもらいたい。そんな役場をつくりたい、そんな町をつくりたい」と、決意を示した。
(坂井)