新潟県の燕市立燕南小学校は、燕市内の小学校で初めて平成30年度優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰を受けることが決まった。
文科省は、子どもたちの健やかな成長のためには適切な運動、調和の取れた食事、十分な休養・睡眠など基本的な生活習慣が大切であり、その定着に向けた取り組みを推進しようと2012年度にこの表彰制度を新設し、1年おきに表彰を行っている。
今年度は全国で53の活動の表彰が決まり、3月7日(木)午後1時から国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟(東京都渋谷区)で表彰式が行われ、燕南小もそのひとつとして表彰を受ける。
燕南小は2015年度から「睡眠・朝食調査」に基づく面談や睡眠相談、啓発リーフレットの配付を通して、睡眠の重要性を理解し生活習慣を改善する取り組みを行っている。学校だけにとどまらず、市内全域や近隣市町村も対象とした眠育講演会を開き、家庭や地域との連携を図っており、こうした取り組みが評価された。
燕南小の眠育のねらいは、子どもが睡眠の働きを正しく理解し、規則正しい生活リズムを身につけること。主な活動として睡眠習慣や生活習慣にかかわる実態調査の実施、学級担任による眠育指導の実践、眠育講演会の実施など家庭や地域との連携などに取り組んでいる。
県内ではほかに村上市立岩船小学校と村上市立岩船中学校の活動「すこやかWEEK 生活リズム強調週間」が表彰される。
(佐藤)