新潟県三条市の市長選に立候補した弁護士の滝沢亮氏(34)は、過去3度、三条市議選でトップ当選を果たしている名古屋豊氏(47)に4000票近い差をつけて勝利した。
開票所からの中継映像で、滝沢氏の票が名古屋氏の票より多く積み上がると選対事務所に集まった100人近い支持者から割れんばかりの拍手と歓声が響いた。
滝沢氏は「きょうはゴールではない」と選挙戦と同じようにあいさつを始めた。「私に投票してくださった方、そして名古屋豊さんに三条市の未来を託した方、そしてきょう投票に行かれなかった約40%の方、三条市民の全員の思い、気持ちをこの両肩に、わたしの小さな体に受け止めてこの4年間、走り抜きます。皆さま4年間、どうぞよろしくお願いします」と述べた。
滝沢さんは目をうるませ、妻の佳代さんは涙をこぼした。運動員の同級生から花束を受け取ると抱き合って喜び、だるまに目入れ。鈴木力燕市長、小林豊彦弥彦村長も祝福に訪れた。