【NEWS 7/17】

■三条市災害対策本部が17日夕方から再び嵐南地区住民に避難を呼びかけたのに伴い、三条署は三条市内に架かるすべての橋を人も含めて全面通行止めとし、国道8号線の直江町3から西大崎・西本成寺線へ入る道も通行止めにした。(17日22時03分)

■五十嵐川の仮堤防と水面の差はさらに広がり、午後9時には1m4cmの差となった。ピークは午後7時から7時半までの44cmだった。笠堀ダムの放流は午後7時までの1時間に80.95t、8時までの1時間に81.49t。笠堀の雨量は午後6時までの1時間に3mmのあと、同7時10mm、同8時0mmと収まっている。(17日21時44分)

■17日夕方から五十嵐川の仮堤防と水面の差が小さくなっていたが、再び広がり始めた。午後6時50分にその差は64cmまで迫ったが、7時には75cm、7時40分には80cmと広がり、水位は下がり始めている。(17日19時55分)

■三条市防災対策本部では、五十嵐川上流の下田村での降雨量が増えるとともに、ダムの放水量が増え、五十嵐川の水位が上がっているのに伴って、17日午後5時過ぎから改めて嵐南地区から市民の避難を呼びかけている。下田村・笠堀の降雨量は午後4時までの1時間に36mm、同じく5時37mm、6時3mm。それに伴って笠堀ダムの放水量も同じく1時間単位で4時52.02t、5時80.85t、6時82.46t。そして五十嵐川の破堤部分に設けた仮堤防の五十嵐水面との差は、5時2.65m、6時1.50m、6時30分94cm、6時50分64cmと迫っている。そのため、破堤した13日から嵐南地区一円に避難勧告を一度も解除することなく発令したまましてきたが、改めて嵐南地区から避難するよう燕三条エフエムの緊急割り込み放送などを通じて呼びかけたもの。午後6時50分現在、広報車とパトカー12台で避難を広報し、自治会長からも住民に避難を呼びかけてもらっている。(17日19時30分)

■高橋一夫三条市長は17日午後6時52分、燕三条エフエムで緊急割り込み放送を行い、国道8号線を長岡から新潟へ向かって走っている車は三条大橋を渡っりきってから三条に入るよう呼びかけた。(17日午後6時58分)

■高橋一夫三条市長は、17日午後5時5分、燕三条エフエムの緊急割り込み放送で、五十嵐川の水位が上がってきているため、所定の避難場所に速やかに避難するよう呼びかけた。(17日17時16分)

■三条市は16日夕方から水害ごみの回収作業を行っており、17日は7班に分かれて作業を行っているが、早い班でもやっと70m進んだくらいにとどまっている。作業が遅れているのは予想以上にごみが多いのと交通渋滞が原因。このため、日中は三条市建設業協会、夜は燕市と栄町で建設業者が作業を行い、24時間体制で回収を行う。(17日16時55分)

■自衛隊は、明18日から本隊による復旧支援活動を行う計画だったが、繰り上げて17日午後3時から活動を始めた。自衛隊は17日朝から先遣隊32人が三条市に入っていた。本隊は148人で、まず、条南小、四日町小、南小の被災地域3小学校から水につかったものの排除や泥を出すといった作業を行っている。(17日16時55分)

■三条市災害対策本部は、応急の仮設住宅設置の準備に入った。近日中に入居希望調査を行い、再建までに住宅を確保できない人に住宅を提供する。8月中旬の入居を目指す。(17日16時55分)

■嵐南地域で水害ごみの回収作業が本格的に始まった。回収作業は16日夕方に数台で始めたが、17日は7組に分かれて各地区をローラー的に行っている。ダンプカー3台と大型の重機1台が1組となり、水につかったたんすや家電、生ごみなど道路に出された水害ごみを重機でダンプカーに載せて回収、旧三条競馬場に搬入し一時的に保管する。三条市では、すべて回収するには、一週間前後はかかるのではないかとみている。また、嵐南地区に限らず三条市内で水道が断水したり、出にくくなっている状態は、さらに2、3日は続く見込み。16日からの雨で大谷ダムの濁りが解消されず、企業団からの給水がまだできないため。(17日15時43分)

■17日午前、三条市新保地内の水田で、捜索願の出ていた長岡市今朝白2、会社員飯田貞雄さん(63)と亀田町中島3、会社員辻浦和夫さん(37)の2人が死亡しているのが相次いで見つかった。2人とも田んぼの中でうつぶせに倒れていた。水死だった。

■三条市内できょう17日午後に診療可能な医療機関は3施設は次の通り。ただし、受診の前に電話で確認すること。(7月17日13時16分)
・石黒内科医院(西裏館1・電話:32-4970)
・塚野目診療所(塚野目2・電話:34-6551)
・どうや胃腸科(興野1・電話:36-7411)


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