帝国データバングによると、新潟市南区杉菜、株式会社M・Kプランニング(小寺誠代表・資本金900万円)は、 5月6日に実質的に事業を停止した。今後、新潟地裁へ自己破産を申請する予定。負債は約7億4000万円。
同社は2009年5月に設立された木造建築工事業者。新潟市を中心とした改築を主な営業エリアとし、「マゴコロハウス」の名称による展開で、768万円から提供する「耐震性」、「デザイン」、「省エネルギー」をアピールしたローコスト住宅専門建築のほか、不動産部門として「マゴコロ・ヴィレッタ」として戸建賃貸住宅も展開、2017年3月期には年売上高約8億6300万円を計上していた。
しかしその後、大型福祉施設の新築工事で大規模な損失が発生。資金繰りの悪化で取引先への支払い遅延が表面化し、同業者との競合激化もあり業績は急激に低下していた。
こうしたなか、金融機関から借入金の返済猶予を受けるほか、2021年後半には戸建賃貸住宅を他社に売却し経営の立て直し図ったが限界に達した。