藤田市長訓示の全文訓示を述べる藤田市長

皆さんおはようございます。きょう、加茂市長に就任しました藤田明美です。あらためまして本当に多くの方の支えがあってここまで来れたこと、そしてこれまできょうのために準備をしてこられた職員の皆さまのおかげで、きょう、この場に立つことができましたことを心より御礼申し上げます。どうもありがとうございます。

いよいよきょうから新しい加茂市がスタートします。令和という新しい時代とともに新しい加茂市がスタートできるのは、私は加茂市にとって幸運なことだと感じています。皆さまに共通の認識として、覚えておいていただきたいことで、これまでの常識は、常識でなくなるという時が来ること、これまで慣例だったものが勇気をもって新しくしていかなければならなくなる時が来ると言うことを皆さまには覚えておいてほしいなと思っています。

かと言ってこれまでの加茂市政が否定されることでも壊されることでもありません。新しい加茂市、とくにこれまで24年間、続いてきた小池市長の市政、そしてその前の太田市政、皆川市政、吉田市政と、これまで続いてき加茂市政を基に、これから新しい加茂市を築いていくことになります。

そのためにも、これまでの利害関係、対立、そのようなことは関係なく加茂市一丸となってこれから新しい加茂市をつくっていくことになると思います。私が目指す加茂市の市政は、市民参加型の市政。そして国や県、近隣市町村の皆さんとしっかり連携していく市政です。そして、これまで光が当たってこなかった人たちにも光を当てていきたい。そのように考えております。

今の加茂市には、本当に多くの課題があります。これまで私が選挙で訴えてきた課題は大きく5つあるんですけれども、それは財政の健全化、ごみ焼却場の更新やダイオキシンの問題、そして学校の施設耐震化、部活動の問題、土砂災害警戒区域の指定、そして応急診療所への対応。これらのことについて選挙で訴えてきましたけれども、それ以外にも本当に大なり小なり私のわからないところで課題がたくさんあるのも認識しています。

そして、それらの課題の上に覆い被さるようにしてある問題が人口減少や少子化の問題であると私は思っています。加茂市もこれらの問題から逃げることができません。そのためにもぜひ皆さんのお知恵をお借りしたい。そのように思っていますし、先ほど申しましたように市民の皆さまの声をたくさん聞いて、これらの課題に向き合い、解決していきたいと思っています。

私はこれまで議員1期4年弱の経験しかありません。実務経験がない私が皆さんに対してできること、それは皆さんの実力が十分に発揮できる環境を整えることと、私が最終的な責任をもつ、この2点しかないと思っています。皆さまの力が十分に発揮できる環境を整えるためにも早晩、部署の再編や皆さまの1年後、5年後10年後を考えた人員配置を考えていきたいと思っています。

それが加茂市の未来にもつながると思います。ぜひ、これから新しい加茂市をつくるために、皆さまも本当に多くの市民の皆さまの声を聞いていただきたいと思いますし、私もそうしたいと思ってます。

そして新しいことにたくさんチャレンジしてほしい、そしてたくさん失敗もしてほしいと思っています。そうしたなかで学び、成長していける。それが加茂市、加茂市民の皆さまのためになると思っていますし、私自身も本当に皆さんと一緒に学び、成長して加茂市のために役立てるよう、本当に全力で働いていきたいと思っています。どうぞこれから一緒に頑張ってまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。