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小学生企画の“三条っ子弁当”誕生(2001.7.6)

三条市立四日町小学校(米山泰生校長・438人)4年3組(青野由香教諭・28人)は6日、三条市役所を訪れ、児童が企画した“三条っ子弁当”を高橋一夫三条市長と席を並べて試食した。

彩りも鮮やかな三条っ子弁当
(画像クリックで拡大表示)

三条っ子弁当は昨年2月、児童たちが3年生のときに三条を有名にするモノやイベントを企画し高橋一夫三条市長に提案したものの中の一つ。児童は、公園、まつりのみこし、お菓子などのアイデアを出し、今回は市役所の協力を得て三条市の名産品や特徴を生かした三条っ子弁当が完成した。

三条っ子弁当は三条で作っている食材を中心にした弁当。鬼踊り米で炊いたご飯は、金物の町三条にちなんで包丁の形に盛り付け、ごはんの上にはゆかりで“三条”と書いた。また、おかずのハンバーグの周囲にコーンを飾って市の花ヒマワリをイメージ。三条名産の車麩(くるまふ)はホウレン草と一緒に玉子とじにした。

子どもたちと席を並べて試食する市長

味に大満足の子どもたち

食堂の壁に張ったメニュー

児童の佐野日香里さんは「きょうは私たちのお弁当を採用し、4年3組の全員が食べられるようにしてくださってありがとうございました」とあいさつ。高橋市長は「この町を有名にするため、皆さんからたくさんのアイデアをいただきました。きょうはその中の一つができたのでみなさんと一緒に試食したいと思います。これからもいろいろなことを提案してください」と話した。

「いただきます」の号令で試食した児童は、ごはんやハンバーグを口いっぱいにほおばって「麩の料理は家でおばあちゃんが作ってくれるから好き」「ハンバーグがおいしい」。一足先に平らげた男の子は、隣の女の子の弁当をのぞき込んで「食べてやろうか?」と味に二重丸だった。

担任の青野教諭は「子どもたちの学習の励みになり、一生忘れない思い出になると思います。机上の勉強ではなく、このような実現の場を与えてくださったことに感謝いたします」と感謝の言葉を述べた。

9日に4年2組、11日には1組が市役所を訪れ弁当を試食する。なお、三条っ子は、夏休み期間中の毎週金曜日、限定10食で一般の人も市役所内の食堂で注文することができる。事前の予約も可能で価格は500円。