日本サッカー協会は31日、サッカーＷ杯ロシア大会の代表選手23人を発表。三条市出身のディフェンダー、酒井高徳選手(27)が前回ブラジル大会に続いて2大会連続の代表入りを果たした。

午後4時からの発表を前に三条市役所には酒井選手の地元の後援会長、佐藤卓之県議をはじめ酒井選手を応援する20人近いファンが集結。酒井選手の名前があるスポーツを首から下げたり、坂井選手の顔写真を張ったうちわを手にしたりし、市役所の会議室を借りて西野朗監督による代表選手発表のテレビ生中継を見詰めた。

フィールドプレーヤーの5人目に酒井選手の名前が読み上げられると、「わーっ！」と歓声を上げて立ち上がり、拍手した喜びを爆発させた。

その後、庁舎の外へ出て職員が低層棟屋上から懸垂幕を下げた。懸垂幕には「祝　ワールドカップロシアサッカー日本代表決定　酒井高徳選手」とあり、再び拍手でわいた。

佐藤県議は「（酒井選手が）選ばれるだろうなと信じてはいたがほっとした」、名前を聞いた瞬間は「鳥肌が立った」と喜んだ。

前回ブラジル大会では代表に選ばれながら出場機会がなく、「今度はぜひ試合に出て活躍しない」と期待。所属するドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVではキャプテンを務め、2017-18シーズンには2分に降格したが残留。昇格を目指して頑張る姿に「三条の誇りだと思う」と称賛した。

三条市ではこのあと日の丸にメッセージを書くなど酒井選手を応援する取り組みを計画する考えだ。国定勇人市長のコメントと選出された代表選手は次の通り。

■代表選手

【ゴールキーパー】▲川島永嗣（メス／フランス）▲東口順昭（ガンバ大阪）▲中村航輔（柏レイソル）
【ディフェンダー】▲長友佑都（ガラタサライ／トルコ）▲槙野智章（浦和レッズ）▲吉田麻也（サウサンプトン／イングランド）▲酒井宏樹（マルセイユ／フランス）▲酒井高徳（ハンブルガーSV／ドイツ）▲昌子源（鹿島アントラーズ）▲遠藤航（浦和レッズ）▲植田直通（鹿島アントラーズ）
【ミッドフィルダー】▲長谷部誠（フランクフルト／ドイツ）▲本田圭佑（パチューカ／メキシコ）▲乾貴士（エイバル／スペイン）▲香川真司（ドルトムント／ドイツ）▲山口蛍（セレッソ大阪）▲原口元気（フォルトゥナ／デュッセルドルフ／ドイツ）▲宇佐美貴史（フォルトゥナ／デュッセルドルフ／ドイツ）▲柴崎岳（ヘタフェ／スペイン）▲大島僚太（川崎フロンターレ）
【フォワード】▲岡崎慎司（レスター／イングランド）▲大迫勇也（ブレーメン／ドイツ）▲武藤嘉紀（マインツ／ドイツ）

（佐藤）