2005年8月から約3年間、三条市の国際交流員を務めたカナダのワタベ・ポールさん(31)が、任期を終えて19日に帰国するのを前に14日、国定勇人市長に離任のあいさつをした。
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国定三条市長(左)に国際交流員の離任のあいさつに訪れて握手するワタベ・ポールさん(右) |
ワタベさんは国際交流員として三条市の姉妹都市、カナダ・バーン市との事務連絡、三条市のホームページの英訳、公民館や学校で国際理解を深める出前講座の講師、在住外国人へのごみの出し方マニュアルや予防接種の受け方などの翻訳など、さまざまな仕事をこなした。
また、ワタベさんと言えば、「広報さんじょう」の1日号に連載した「ポールのさんじょう見聞録」で市民におなじみ。毎回、身近な面白い写真が話題を呼び、ウエディングドレスを着たワタベさんや2人のワタベさんなど、「どうやって撮ったの?」というような写真に市民からの反響も大きかった。
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親しみやすい笑顔で三条市民にも愛されたワタベさん |
離任のあいさつで市長室を訪れたワタベさんは、三条市で感じたことや今後のことを国定市長と話し、「長いような短いような、まだやりたいことがいっぱいある」と3年間を振り返った。
三条で印象に残ったのは、三条鍛冶道場でイカサキやアジ切り包丁などさまざまな鍛冶製品を作ったことで、なかでも両刃のナタを作ったのが自慢。公民館で開いた料理教室で包丁が切れず、自身の腕を上げようと鍛冶道場に公民館の包丁を持ち込んで研いだこともある。
トリムの森の芝生広場が好きで、何度もバーベキューに出かけ、そこで楽しんでいる人たちを見ているのも好きだったと話した。
また、三条には素晴らしい技があるが、売る技術が低いのではと言い、将来はPRやマーケティングの仕事をやってみたいと考えており、数年後に三条とまた縁があるかもしれないとも。
「生きがいは旅」と話すワタベさん。帰国後は、1年間かけて自転車でパキスタン、中国、ネパール、インド、フランスを旅する計画で、来年9月にバンクーバーの短大に入学する予定だ。
「平和な国ほど苦情が多く、豊かな国ほど笑顔のハードルが高い。第三世界は生きているだけで幸せで、笑顔が多い」とワタベさん。ふれあった三条市民も多く、たくさんの思い出を残して間もなく三条を後にする。


