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見附市・今井美術館でろうけつ染めの十日町市・野村重義さんの作品展、多様な技術や表現力に驚き

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見附市学校町2、今井美術館(今井達郎館長)で、12月14日まで美術館でろうけつ染めで染色工芸を手掛ける十日町市の野村重義さん(66)の後期企画展「染の旅展」、あわせてギャラリーでも11月24日まで野村重義展が開かれている。

今井美術館で開かれている十日町市の野村重義さん(66)のろうけつ染めを展示した企画展「染の旅展」
今井美術館で開かれている十日町市の野村重義さん(66)のろうけつ染めを展示した企画展「染の旅展」

野村さんは1947年に十日町市で生まれ、県立十日町高等染織訓練校を卒業すると京都で染色を学んだ。71年に十日町に戻って独立、クラフト染工武藏屋を開いた。91年には県展賞を受賞。個展を開いたり、グループ展に参加したりし、最近でも13年に県工芸会展NHK新潟放送局長賞、ことしは同新潟県知事賞を受けている。

着物や反物に施されたろうけつ染め
着物や反物に施されたろうけつ染め

入場が有料の美術館には平面作品14点と着物や反物5点、そのほか立体作品を展示。入場無料のギャラリーには平面作品23点をはじめ、ろうけつ染めの多目的マットやシルクペンダント、マフラーなどの販売も行っている。

ろうけつ染めは、布にろうで模様を描いて染めると、ろうを塗った部分を残して染め抜かれる伝統的な染色技法。野村さんの作品は、多彩な技術や表現手法に驚かされる。平面作品はまるで絵画。何も知らずに作品だけを見れば、すぐにそれがろうけつ染めによってつくられているとは気付かない。

まるで写真のような作品「氷壁」
まるで写真のような作品「氷壁」

シルクスクリーン、切り絵のような表現を見せる作品から、ろうけつ染めでは難しいと思われるグラデーションや細密な描写も駆使して写真かスーパーリアリズムのように見える作品まである。

クリムトの洋画を想起させるような表現や着物に中近東のような建物をイラストのように描写した着物もあり、ろうけつ染めに対するイメージを覆してくれる自由な発想の作品が来場者を驚かせている。

切り絵のような表現を見せる「新緑の町で」
切り絵のような表現を見せる「新緑の町で」

同美術館では2000年までたびたび野村さんを含むグループ展を開き、それ以降は2、3年に1度のペースで野村さんの作品展を開いているが、今回はこれまでで最大規模。県内各地から来場者があり、大勢に来場を呼びかけている。

開館日は金、土、日曜、祝日だけ、午前10時から午後5時まで開館。入館料は美術館部分だけ300円、学生は無料。それ以外は入場無料。問い合わせは同美術館(電話:0258-63-4501)へ。

ギャラリーでは小物の販売も
ギャラリーでは小物の販売も

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