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10月から年内までの計画だった三条市のデマンド交通社会実験を年度末に3カ月延長

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三条市地域公共交通協議会(会長・国定勇人三条市長)は5日、第4回協議会を開き、10月から実施している予約型乗り合い交通、デマンド交通の社会実験を12月末で終わる計画だったが、年度末の来年3月31日まで3カ月間、期間延長をすることなどを決めた。

 5日開かれた三条市地域公共交通協議会の第4回協議会

5日開かれた三条市地域公共交通協議会の第4回協議会

事務局の三条市が、10月14日から実施している4つの公共交通社会実験の利用状況を報告。社会実験の期間延長と社会実験検証計画を原案通り決めた。

社会実験は、下田地区の「下田地区デマンド交通導入実験」と「高校生通学ライナーバス導入実験」、井栗地区の「井栗地区コミュニティバス」、三条地区の「循環バス『ぐるっとさん』見直し実験」の4つ。いずれも利用には事前に登録する必要があり、さらに高校生ライナーバス以外は、利用日の前日までに予約しなければならない。

11月30日までの延べ利用者数は、下田地区デマンド交通1,053人、井栗地区コミュニティバス106人、循環バス見直し1,001人。下田地区と市内高校を結ぶ高校生通学ライナーバスは基幹路線3,214人、枝線397人で、うち早朝ライナー利用者は1人で延べ19人と報告した。

社会実験は、いずれも10月14日にスタートし、井栗地区コミュニティバスが11月30日まで、それ以外は12月31日までの計画だった。しかし、市民の要望に対応し、さらに需要を喚起、降雪期のシステム有効性の検証、利用者に慣れてもらうのに時間がかかることなどを理由に、すべての社会実験を今年度末までに延長することに決めた。

延長に伴う費用は2,000万円で、三条市負担金と国交省補助金から1,000万円ずつを財源にする。延長期間の来年からは、これまでの利用状況から土、日曜と祝日の運休や目的地の追加、ネット予約などを検討。また予約は延長期間を待たずに体制が整ったら当日予約に変更する。

委員からは利用者の声など活発な意見があった。下田地区の委員は電話予約について、利用者から予約番号の電話は話し中が多くてつながりにくく、対応が悪いという苦情を聞いたとして改善を求めた。

事務局はオペレーターは4人でローテーションを組んでいるが電話回線は1本で1人が応対していると状況を説明した。予約が朝に集中し、予約の仕方や受け方に不慣れで時間がかかることもあが、予算的に電話回線は増やせず、受ける側のスキルアップに努めるとした。

ほかに、運行委託を受けるタクシー協会からは、延長期間は降雪期であり、安全確保などから運行費用の上乗せができないかと求める意見も。デマンド交通は地域と行政と事業者のそれぞれが協力して実施するもので、どこかにだけしわ寄せがあると難しくなるとの指摘もあった。

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