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【講評:日本画】浦上義昭審査員

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今年は、出品数も増加し、それに比例してレベルも向上しています。受賞作は、どこに出品してもある程度評価される作揃いで、見ごたえがあります。又、水墨の質も高く、感心しました。額の選定に気配りの弱く画の美しさを損なっている作が多々見られるのが気になりました。更なる精進を期待します。

市展賞・鈴木きのさんの「角田、暮雪」は手前の「ハザ木」の構成も的確で力強く、空に顕著ですが、越後の空気も良く表されています。

奨励賞・柳下恭子さんの「ふるさとの橋」は味のある古い橋と水面の繊細な表現に並々ならぬ力を感じます。

奨励賞・青山清次さんの「野梅」は時代を感じる扉に、古梅が巧く合っています。花の縁がもう少し弱いと花弁の美しさが更に増したでしょう。

奨励賞・広川成雄さんの「落椿」は、手前の椿の赤い美しさと奥に続く道に作者の思いが入っています。

奨励賞・須佐浩三さんの「荘厳」は緻密ながら優しい表現ですが、額の茶色が締めすぎて画面の美しさを損なっています。

日報振興賞・森秋義さんの「あ、うん」はとても正確に描けています。陰を強く描かないで、全体の調和を心がけて下さい。

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