角利産業

kenoh.com

ケンオー・ドットコム

燕三条・新潟県央地域のニュース

「この歌声を地域の皆さんにも」 駒込で実現した声楽家・篠﨑夫妻の無料コンサート

広告

新潟県三条市駒込地区の体育館「森の健康館こだま」で17日、海外でも活躍する声楽家、篠﨑寿さん(テノール)とめぐみさん(ソプラノ)夫妻による無料コンサートが開かれた。響き渡る豊かな歌声が会場を包み、大勢の来場者を魅了した。

「森の健康館こだま」で声楽家の篠﨑寿さん、めぐみさん夫妻による無料コンサート
「森の健康館こだま」で声楽家の篠﨑寿さん、めぐみさん夫妻による無料コンサート

当日は定員100人の会場に80人近くが来場。三条市内をはじめ、隣接する燕市、弥彦村、見附市、長岡市など市外からも音楽ファンが足を運んだ。

コンサートのきっかけとなったのは、駒込の農産物直売所「そいんどん」での夫妻との出会いだった。そいんどんのスタッフで、カントリー工房クレアールを営む山崎さんは夫妻と縁があり、二人を同直売所へ案内した。

そこで夫妻の歌声を聴いた笹岡大介代表は、その圧倒的な声量と歌唱力に心を動かされたという。崩していた足を思わず正座に戻し、背筋を伸ばして聴き入るほどだった。「この素晴らしい歌声を地域の人たちにも届けたい」との思いが、今回の開催につながった。

広告

コンサートでは、アンコール2曲を含む全21曲を披露。日本の伝統的な唱歌からカンツォーネ、オペラ『トゥーランドット』の名曲まで幅広く歌い上げた。二重唱やそれぞれの独唱に加え、篠﨑夫妻と来場者が声を合わせて「もみじ」を合唱する場面もあり、会場全体が温かい一体感に包まれた。心揺さぶる美しい歌声に、客席の誰もがじっくりと耳を傾け、深い余韻に浸っていた。

会場となった「こだま」について、篠﨑夫妻は「かつて歌唱したスペインの教会や修道院を思わせる素敵な空間」と称賛。終演後は夫妻自ら来場者一人ひとりを見送り、参加者からは「またぜひ歌声を聴きたい」「毎週開催してほしいくらい最高だった」と次回開催を熱望する声が上がっていた。

寿さんとめぐみさんは「聴いてくださる皆さんがあっての歌。観客の皆さんの温かさがコンサートを成功に導いてくれた」と感謝した。主催側も今後の継続的な開催に意欲を見せており、地域と音楽をつなぐ新たな交流の場として期待が高まる。

広告