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三条市民プールの存続と早期建て替え求め署名活動 すでに1445筆の賛同、11月22日まで協力呼びかけ

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新潟県三条市の三条市水泳協会(五十嵐護会長)は、築53年8カ月が経過し、老朽化が進む三条市民プールの存続と早期建て替えを求め、署名活動を進めている。10月16日までの回収分で1445筆の署名が集まった。11月22日にいったん締め切り、12月の市議会定例会前に三条市の滝沢亮市長と野嵜久雄市議会議長に提出する予定で、広く協力を呼びかけている。

三条市水泳協会の事務局の滝澤さんと五十嵐会長
三条市水泳協会の事務局の滝澤さんと五十嵐会長

暖房設備が3年以上故障したまま 老朽化で臨時休館も

同協会は23日、記者会見を開き、五十嵐会長と事務局の滝澤尚郁さんが三条市民プールの現状と署名活動について説明した。三条市民プールは1973年(昭和48)2月にオープン。子どもたちの水泳学習や競技水泳、市民の健康づくりを支えてきた一方、老朽化に伴う設備の故障が増え、補修工事による臨時休館が繰り返されている。

2012年に完成した三条市清掃センターの建設計画を進める段階では、清掃センターの廃熱を温水に利用したプール建設の提案もあったが実現しなかった。

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これまでも滝沢市長などに立ち話程度で三条市民プールの提案を求めたことはあるが、直接、面と向かっての要請は三条市水泳協会として今回が初めてとなる。

同協会が配布した陳情書によると、屋内プールの暖房空調設備は2023年から故障したままで、冬場は屋内プールや女子更衣室でジェットヒーターや灯油ストーブを使って寒さをしのいでいる。会見では、プールの水を温める設備は稼働しているものの、室温を上げる暖房設備が使えない状況を説明した。

築53年8カ月が経過した三条市民プール
築53年8カ月が経過した三条市民プール

暖房設備の修理について、同協会は施設側から2000万~3000万円かかると聞いており、予算が付かないため故障したままになっているという。今年6月にもシャワー用のボイラーが故障し、数日間の臨時休館があった。

五十嵐会長は、設備の故障が年々増える現状について、今後さらに大きな故障が起きれば施設を利用できなくなるのではないかと懸念を示した。

最近では、2階ギャラリーの蛍光灯が器具ごと天井から外れ、コードでぶら下がった状態になった。壁掛け時計が落下したこともあったが、幸いけが人は出ていないという。

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市は2028年度までに方向性判断 廃止や複合化も検討対象

同協会の説明によると、市は今年度、公共施設機能再編プロジェクトとして、市民プールを含む公共施設のあり方について検討を開始した。廃止や複合化なども含めて幅広く検討し、遅くとも2028年度までに方向性を判断する考えを市議会で示しているという。

「三條市民プール」の旧字「條」が時代を象徴
「三條市民プール」の旧字「條」が時代を象徴

同協会は、判断を待つ間にも老朽化が進むことに危機感を抱き、市民が安心して利用できる新しいプールの早期建設を求めている。

隣接する燕市では屋内プールを改修 三条市では民間施設も減少

隣接する燕市には、三条市民プールよりも新しい燕市B&G海洋センターと吉田トレーニングセンター「ビジョンよしだ」の2つの屋内プール施設がある。燕市B&G海洋センターは、三条市民プールより新しい施設でありながら改修工事が行われ、今年8月にリニューアルオープンした。

一方、三条市では、かつて2施設あった民間の屋内プールが1施設に減っている。同協会は、三条市民プールまで廃止されれば、市民が水泳に親しむ機会が大きく失われると懸念しており、こうした周辺の水泳環境の変化も危機感を強める背景となっている。

五十嵐会長は、市民プールについて、水泳を楽しむ場所であるとともに、子どもたちが泳ぎを学び、市民が健康づくりに取り組む地域の重要な施設だと強調。「今回の記者会見は、市や行政を批判することが目的ではない」と述べ、市民に現状を知ってもらい、地域全体で水泳環境の将来を考えるきっかけにしたいと説明した。

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三条市民プールに設置されている署名用紙
三条市民プールに設置されている署名用紙

署名は1445筆に 11月22日までに3000筆目指す

署名活動は9月10日に始めた。市民プールをはじめ、栄体育館、体育文化会館、ウェルネスしただ、ダッシュスイミングスクール三条などに署名用紙を置き、協会員も知人や仕事上のつながりを通じて協力を呼びかけている。市外からも署名が寄せられている。

当初は市民の約5%に当たる5000筆を目標としていたが、現在は集まった署名の約2倍となる3000筆程度を当面の目標としている。

署名用紙には氏名と住所を自署する必要があり、家族による代筆は認められない。鉛筆など容易に修正できる筆記具での記入や、住所に不備がある場合などは無効になるとして注意を呼びかけている。

記入した署名用紙は各施設の受付に提出し、同協会が回収、集計する。同協会は今後も署名を募り、市民の声を市に届けたい考え。問い合わせは三条市水泳協会(メール:sanjosuikyo1980@gmail.com)へ。

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