2027年夏に予定されている国道289号「八十里越」の暫定開通を前に、新潟県燕市国上の「道の駅 SORAIRO 国上」で18日から20日までの3日間、「八十里越 暫定開通プレイベント〜奥会津フェア〜」が開かれている。福島県南会津や奥会津の特産品、グルメ、工芸品などが並び、開通によってぐっと近くなる福島と新潟をPRしている。
南会津から特産品や工芸品
八十里越は新潟県三条市下田地域と福島県只見町を結ぶ国道289号の県境区間。暫定開通により、新潟県央地域と福島県奥会津を結ぶ新たな道路となる。
会場には、只見名物の味付けマトンを使ったケバブやマトン肉まん、南会津産の赤かぼちゃを使ったコロッケ、揚げもち、地酒、クラフトビールなどが登場。会津曲げわっぱや山葡萄かごバッグ、草木染め製品、からむしを使った工芸品なども並ぶ。
出店・PR団体は、マトンケバブカフェ、手造り屋ヤマサ商店、こしやえる、KOBASHOW in 南会津、ぶないろくらぶ、会津曲げわっぱ、さんずい舎、南会津「農」の価値創造研究会、emimokufukushima、福島県只見線管理事務所、福島県南会津地方振興局、金山町観光物産協会、白河・奥会津広域観光協議会など14を数える。
甘みと酸味楽しむ南郷トマトも
南会津を代表する農産物の「南郷トマト」が販売されている。1個200円、1箱400円。甘さだけでなく酸味とうま味のバランスが特徴という。秋に収穫するトマトは長く株で育つことで味が濃くなり、ジュースなどの加工品にも使われているという。
収穫後、鮮度の高いうちに冷凍する「フレッシュフローズン」の商品も紹介している。担当者は、時間がたつと糖度は大きく変わらなくても酸味が落ちていくと説明し、収穫から3日以内を目安に冷凍することで、トマト本来の味わいを保っているという。
南郷トマトを使った加工商品は、南郷トマトラーメン2食入り900円やプリン600円、ジュース1900円などがある。
野生のヤマブドウのつるから採った樹皮をはがし、細長い「ひご」状に加工して編み上げたバッグも販売している。6〜7万円と高価だが、山ぶどうストラップ作り体験のワークショップは1500円と格安で体験できる。
南会津の地酒や米焼酎、クラフトビールの飲み比べをはじめ、手作りのゆべしやそばあられなど、南会津の食や観光を身近に感じられる商品もそろっている。
「開通より一足先に奥会津が国上へ」
会場では南会津の観光PRもあり、八十里越が開通したら訪れたい場所を選ぶ企画や、SNSを活用したプレゼント企画なども実施。奥会津の風景や観光地を紹介し、新潟県側の来場者に開通後の交流をアピールしている。
八十里越の開通を長年待ち続けてきた地域の事業者も出店している。会場では、開通を見据えて何十年も地元で商売を続けてきた店の話や、道路がつながることで通院をはじめ生活面の利便性向上への期待も聞かれる。
フェア最終日の20日は午前10時から午後3時まで。参加無料。主催は只見川電源流域振興協議会。
