新潟県燕市白山町の燕市B&G海洋センター屋内プールが1日、リニューアルオープンした。開館前に記念式典が行われ、関係者がテープカットで完成を祝うと、待ち構えていた子どもたちが真新しいプールへ元気よく入り、初泳ぎを楽しんだ。
築40年超の旧施設を移転新築
旧プールは1985年(昭和60)に整備され、40年以上にわたって子どもたちの育成や市民の健康づくり、スポーツ活動の拠点として親しまれてきた。一方、施設や機械設備の老朽化に加え、夏の暑さや冬の寒さへの対応が課題となっていた。
新施設は旧プールの隣接地に移転新築した。総事業費は工事請負費で10億1,594万円。公益財団法人B&G財団から1億円の助成を受けた。
鉄骨造平屋建てで、延べ床面積は約1,137平方メートル。25メートル6コースのメインプールと6メートル×8メートルの幼児用プールを備え、従来のテント構造から固定屋根に変更して通年利用できる施設とした。
多世代が利用しやすい施設に
式典には施工業者や市議、県議、スポーツ関係者らが出席。多目的ルームで神事のあとプールサイドでオープニングセレモニーを行った。
佐野大輔市長は「今回のリニューアルで重要視したのは、多くの世代が利用しやすい施設にすること」と説明。「小さな子どもから高齢者、障がいのある人まで利用しやすい施設にした。健康増進、子どもたちの育成、スポーツ活動の拠点につなげていきたい」と述べ、多くの利用を呼びかけた。
館内は段差をなくすなどバリアフリー化を進めた。男女の更衣室を拡張し、多目的トイレや障がい者対応更衣室、おむつ交換台を整備。車いす利用者らが入水しやすい移動式の手すり付き階段も用意した。
プールサイドには床暖房を導入し、冬季の寒さにも配慮した。新設した多目的ルームは、保護者が泳いでいる子どもの様子を見学できるギャラリーとして使うほか、水泳教室や健康教室、トレーニングなどにも活用する。
テープカットに続いて初泳ぎ
さらに式典では工事概要の説明に続き、佐野市長や渡邉雄三市議会議長、県議ら6人がテープカット。合図とともに子どもたちがプールに入り、出席者から大きな拍手が送られた。
ふだんから旧プールを利用していた小学生はぴかぴかのプールに「全然、違う」「めっちゃ楽しい」「更衣室が涼しい」と水しぶきを上げてはしゃいでいた。
新施設は市民利用に加え、市内小中学校の水泳授業を集約する役割も担う。学校プールの維持管理費を抑えるとともに、水質や設備の管理を担ってきた教職員の負担軽減にもつなげる。
16日までは無料開放し、17日から通常営業する。利用料金は1回につき高校生以上300円、小中学生100円、65歳以上200円。9日にはシドニー五輪競泳メダリストの中村真衣さんを講師に招いた水泳教室も開かれる。
旧プールは盆明けにも解体工事に着手し、跡地を中央公園などの利用者向け駐車場として整備する。
