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全国から高校教員60人が三条市立大学を見学 燕三条の企業も巡る2日間

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三条市立大学(新潟県三条市、アハメド・シャハリアル学長)は18、19の2日間、全国の高校教諭を対象にした大学見学説明会を開いている。北海道から九州まで60人が参加。大学の特色ある教育や入試、就職支援について理解を深めるとともに、燕三条地域の企業を見学している。

教員対象大学見学説明会
教員対象大学見学説明会

見学説明会は、全国の高校教員に三条市立大学と燕三条地域のものづくりを知ってもらい、生徒への進路指導に役立ててもらうのが目的。昨年、初めて行い、ことしは2年目で参加者数は昨年並みだ。

参加者は普通科高校の教員が大半を占め、工業高校や理数系高校からの参加は意外に少ない。シャハリアル学長がこれまで講演に出向いた高校から参加した教員もいる。

滝沢市長
滝沢市長

初日18日は滝沢亮市長のあいさつの歓迎のあいさつでスタート。滝沢市長は、洪水に苦しんだ農民の副業として約400年前に和釘づくりが始まり、現在の金属加工やキッチン用品、アウトドア用品などへ発展した燕三条のものづくりの歴史を紹介した。

三条市立大学については、2021年の開学から6年目を迎え、現在は1学年80人の定員を2027年度から120人に増やす予定と紹介。「三条市と燕三条地域全体がひとつのキャンパスとして学生を受け入れている。安心して三条市立大学へ送り出してほしい」と呼び掛けた。

続いてシャハリアル学長が大学の理念や教育について大学の概要を説明した。シャハリアル学長は、三条市立大学の成り立ちについて、地域に大学が不足していたからではなく、地域産業の持続的な発展につながる研究開発と、地域の未来を担う若者の育成を目指して設立されたと話した。

シャハリアル学長
シャハリアル学長

大学と企業が一体となって学びや研究をつくり、地域の未来を確かなものにするのが目的。「実学志向」と「未来志向」を組み合わせた教育を掲げ、燕三条の職人や企業とのかかわりを通じ、技術だけでなく対人関係や経験から得られる力を養うことを重視しているとした。

また、デジタル、AI、データサイエンス、IoT、再生可能エネルギー、カーボンニュートラルといった世界的な変化を挙げ、燕三条が培ってきた技術に新たな領域を組み合わせる必要性を強調。改善にとどまらず、革新的な発想を備えた「イノベーティブテクノロジスト」の育成を目指す考えなどについて話した。

全国から参加した高校教諭
全国から参加した高校教諭

初日はこのほか、2026年度入試の結果や2027年度入試の変更点、産学連携実習、就職実績、キャリアサポートについて担当者が説明。質疑応答やキャンパスツアーも行われ、参加者は施設や教育環境を見て回った。

2日目の19日は、参加者が2グループに分かれ、三条市の株式会社マルト長谷川工作所と株式会社田中衡機工業所をバスで訪問した。地域企業の技術や製品、ものづくりの現場を見学し、大学が掲げる「地域全体がキャンパス」という教育環境を体感してもらう。

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