新潟県燕市分水地区出身で、千葉県を拠点とするプロレス団体「2AW(ツー・エー・ダブリュー)」(十枝利樹取締役会長)所属のプロレスラー、仁木琢郎さん(25)の2年ぶり2回目の凱旋となる「2AW 新潟・燕市大会 〜仁木琢郎 凱旋興行〜」が9月22日(火・祝)、燕市体育センターで行われる。大会を前に25日、仁木さんが十枝会長らと燕市役所を訪れ、佐野大輔市長に開催をPRした。
2年ぶり2回目、前回超える盛り上がりを
2AWの燕市での興行は2024年8月以来2回目。十枝会長は「最初は初めての凱旋で結構、盛り上がったと思う。それを今回は超えなきゃなというのを自分の中で宿題として持っている。今回は前回より盛り上がる大会にする」と意気込む。
前回はお盆期間中の開催だったこともあり、帰省していた同級生や友人の観戦も多かった。仁木さんも「18年間、育った場所で、夢をかなえて帰ってこられる。成長した姿を見せないといけないので、気合は入っている」と話した。
仁木さんは分水小学校、分水中学校を卒業。中学時代にプロレスに魅せられ、レスリングの強豪だった県立新潟県央工業高校(三条市)へ進み、レスリング部で3年間、汗を流した。
同校の前身、県立三条実業高校は三条市出身の世界的プロレスラー、ジャイアント馬場さんの母校でもあり、仁木さんは馬場さんの後輩にあたる。
「燕出身だが、三条にも3年間通ったので、自分にとって大事な場所。三条の人にも来てほしい」と仁木さんは県央地域からの来場を呼びかける。
メインで越中詩郎と初対戦
今回の大きな見どころのひとつが、フリーのベテラン越中詩郎選手との初対戦だ。
メインイベントでは、仁木さん、シマ重野選手、花見達也選手組が、越中選手、真霜拳號選手、本田アユム選手組と6人タッグで激突する。
仁木さんは「越中詩郎さんとは初対戦。レジェンドから勉強しながら戦って、最終的には越中詩郎からスリーカウントを取れるぐらいの試合にしたい」と力を込めた。
越中選手の代名詞でもあるヒップアタックについて聞かれると、「ヒップアタックを食らわなきゃ大丈夫」と笑った。
大会には仁木さんのほかにも、新潟市出身のシマ重野選手、仲川翔大選手らが参戦する。十枝会長は「自分の燕市凱旋だけではなく、新潟出身で素晴らしい選手がほかにもいる。そういう選手のプロレスも見てもらいたい」と話す。
「自分のプロレスで元気や勇気を」
仁木さんが地元で見せたいのは、勝敗だけではない。2024年の初凱旋でも「18年間、育ててもらった燕市で成長した姿を見せたい」と語っていた。
「自分がプロレスを見た時、プロレスから元気をもらった。恩返しじゃないが、燕市の人に自分のプロレスで元気とか勇気を与えたい。そういう戦いをしたい」と仁木さん。2年を経て、再び故郷のリングに立つ。
ことし2月の燕市の広報紙でも仁木さんを「シリーズひと」で紹介。仁木さんは自身の強みについて「何度やられても立ち上がる」ことだと話し、「燕市の英雄になるため、精一杯、プロレスを頑張ります」と抱負を語っている。
千葉の拠点は豪雨で浸水、それでも燕へ
今回の大会を前に、千葉市中央区にある2AWの道場兼事務所が豪雨による浸水被害を受けた。水は膝上ほどまで達し、事務機器やポスターなどが被害を受け、床には土砂が流れ込んだ。
大会を中止せざるを得ないなど影響が出たが、選手やスタッフが清掃や消毒を続け、復旧のめどが立ち始めているという。
十枝会長は「レスラーが会場を元の通りに戻そうと頑張っている。もう少しで元通りになって、またプロレスができるかなと思っている」と話した。
一方で、地域には停電や断水などでさらに厳しい生活を送っている人もいるとし、「自分たちだけが大変だとは言っていられない。そういう人たちにも頑張ってほしいというメッセージを届けたい」と話した。
プロレス談議で盛り上がるプロレスファンの佐野市長
表敬訪問では、佐野市長がかつてプロレスファンだったことから、歓談はしだいにプロレス談議がヒートアップした。
佐野市長は学生時代を中心にプロレスをよく観戦していたと言う。とくにジュニアヘビー級が好きだったことや、全日本プロレスと新日本プロレスの団体対抗戦などを見ていた思い出を紹介。丸藤正道選手や越中選手、平成維震軍など次々と懐かしい名前が飛び出した。
三条市出身のジャイアント馬場さんの話題にもなり、十枝会長は県央地域には馬場さんゆかりの土地柄からプロレス文化が深く根付いているとの印象を語った。
佐野市長も「自分の年代でもそうだが、とくに上の世代にはプロレスが大好きな人がたくさんいる」と歓迎した。
仁木さんと佐野市長は三条市の高校に通った共通点もある。仁木さんは県央工高、佐野市長は三条高校の出身で、地元の学校やプロレスの思い出でも話が弾んだ。
最後は大会ポスターやグッズを手に記念撮影。2AW側は佐野市長に大会への来場も呼びかけた。
「2AW 新潟・燕市大会 〜仁木琢郎 凱旋興行〜」は9月22日(火・祝)、燕市大曲3015の燕市体育センター(燕市民体育館)で午前11時半開場、正午試合開始。
リングサイドはすでに残席が少ない。前売りはリングサイド6,000円、指定席A5,000円、指定席B4,000円、18歳以下指定席B2,000円。当日は18歳以下を除き500円増し。会場は土足禁止のため上履きが必要。チケットは2AW公式サイト、2AW事務局、イープラスなどで取り扱う。




