JR東日本新潟支社は19日、新潟市中央区花園1の新潟駅万代口東地区開発の工事に6月から着手すると発表した。新潟駅・万代・古町を結ぶ都心軸「にいがた2km」の起点に、オフィス、住宅、商業、医療、交流機能を備えた複合施設を整備するもの。2028年春に住宅棟、同年夏にオフィス棟の開業を予定している。
開発地は新潟駅万代口の東側。敷地面積は約4,500平方メートル、延べ床面積は約2万1,600平方メートル。オフィス棟は地上14階、高さ約59メートルで、4階から14階をオフィスとし、1階に商業施設、3階に商業施設、医療施設、交流施設を設ける。
住宅棟は地上10階、高さ約31メートル。1K、1LDKの賃貸住宅103戸を整備する。駐車場は約57台。
新潟駅とデッキで直結、万代口の回遊性向上
オフィス棟は新潟駅や万代広場とペデストリアンデッキで直結する。隣接商業ビルともデッキでつなぎ、万代口エリア全体の歩行者の回遊性向上を図る。
外観は信濃川の流れをモチーフにしたリズム感のあるデザインで、新潟駅の高架駅舎や周辺の街並みとの調和を意識した。
JR東日本グループが保有するアセットの地域拠点化を進める取り組みの一環。新潟市の都心まちづくり構想「にいがた2km」に基づき、エリア外から人や機能を呼び込み、市街地への新たな流れをつくる結節点を目指す。
首都圏水準の高機能オフィス、住宅はまちなか居住促進
オフィスは基準階貸室面積が約305坪、総貸室面積は約3,015坪、天井高2,700ミリの高機能仕様。屋外テラスなどリフレッシュスペースも設け、快適で生産性の高い就業環境を整える。
住宅はゆとりある1K、1LDKで、公共交通を中心としたまちなか居住を促進する。地域への移住、定住のきっかけづくりにもつなげる。
津波避難ビル指定、72時間稼働の非常用発電も
防災面では一時避難が可能な津波避難ビルの指定を受けるほか、帰宅困難者支援にも対応する。72時間、稼働可能な非常用発電装置や防災備蓄倉庫を備え、事業継続計画、BCP対応が可能なオフィススペックとする。
環境面では建物の省エネ化や緑化により、新潟市建築環境総合評価制度「CASBEE新潟」でAランクの認証を目指し、再生可能エネルギー実質100%対応も行う。
事業主体は東日本旅客鉄道株式会社。設計・監理はJR東日本建築設計。施工はオフィス棟が熊谷組・加賀田組・植木組共同企業体、住宅棟が成和建設。運営会社はJR東日本新潟シティクリエイトを予定している。計画は26年5月19日時点のもので、今後変更となる場合がある。
