新潟県三条市の正楽寺(斎藤研住職・本町1)の境内にあるハス池に25日、カルガモ親子が姿を見せている。親ガモ1羽に寄り添うように泳ぐ子ガモは12羽。大きなハスの葉の間をすいすいと進んだり、葉の上にちょこんと乗ったりする愛らしい姿に、寺の関係者や近所の人たちが目を細めている。
数日前から親ガモは境内で姿が確認されていたが、子ガモが見つかったのは25日朝。寺の家族が子どもを学校へ送り出すときに気づき、「あれ」と足を止めた。親ガモだけでなく、小さな子ガモが12羽いることがわかり、子どもも喜んで学校へ向かった。
正楽寺にとっても、境内の池にカモの親子が現れるのは珍しいことで、先代住職は「寺が始まって以来では」と驚き、静かに見守っている。
ハスの葉の間を泳ぐ子ガモ、親ガモは池の縁から呼ぶように
池にはハスの葉が浮かび、子ガモたちはその間を縫うように泳ぐ。時折、親ガモが池の縁に上がり、子ガモたちに「上がっておいで」と促すようなしぐさも見せるが、生まれて間もない子ガモの羽は短い。池の縁まで水面から50センチほどの高さがあり、小ガモにはまだまだ力が足りない。
同寺では「今にも出たがっているように見える」と話す一方、外へ出れば道路で車にひかれる心配があり、そのままにしてもほかの動物に捕食される可能性がある。
人の手で捕まえて移すべきか、板やタオルのようなものを斜めにかけて自力で上がれるようにするべきか。野鳥なのでむやみに捕獲は問題があり、子ガモが無事に成長し、親ガモと一緒に巣立っていく日を願っているが、妙案にも期待している。
