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橋本龍美の大作を特別公開 創建1300年の「青海神社展」 番場春雄や奉納作品を展示

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新潟県加茂市の加茂山に鎮座する、726年(神亀3年)創建の式内社「青海神社」(古川修宮司)は、9月12日(土)午前10時から午後5時まで、創建1300年記念「青海神社展」を開く。加茂出身の日本画家、橋本龍美(はしもと・りゅうび、1926〜2016)と番場春雄(ばんば・はるお、1910〜97)が描いた青海神社や加茂山周辺の風景画を中心に、同神社所蔵の作品などを特別公開する。入場無料。

青海神社貴賓室の飾られた作品と古川宮司
青海神社貴賓室の飾られた作品と古川宮司
橋本龍美は独学で日本画を学び、新制作協会展などで受賞を重ね、創画会の創立会員となった。幼少期に親しんだ青海神社の祭りや妖怪、故郷の自然や庶民の暮らしなどを、細密で幻想的な独自の画風で描いた。

番場春雄は日本画家の郷倉千靱(ごうくら・せんじん)に師事し、院展で奨励賞を受賞、日本美術院特待に推挙された。加茂美術協会や新潟県美術連盟の創立にも参加し、地元で制作を続けながら後進の育成にも力を注いだ。

橋本龍美の大作「どんどこヒャラヒャラピーピー」を特別公開

目玉のひとつが、橋本龍美の大作「どんどこヒャラヒャラピーピー」。個人所蔵で、今回特別に借りて展示する。縦183センチ、横342センチの四曲屏風で、青海神社を含む一帯を細密かつ独特のタッチで描いている。

2023年に新潟県立近代美術館で開かれた橋本龍美展にも出品されていない作品で、今回は貴重な公開機会となる。

公開する作品の一部
公開する作品の一部

貴賓室にふだんから飾られている橋本龍美の「青海神社全景」、番場春雄の「加茂山全景」などをはじめ、番場春雄の「雪椿」「雪の渡り廊下」「山門の階段」「牡丹」などを展示、公開する。

拝殿では、150〜200年ほど前から奉納されてきた絵画なども公開する。すべての作者が判明しているわけではないが、大きな作品などには作者や作品についての説明を付ける。

泉田佑子さんがギャラリートーク

当日は、加茂出身の書家、泉田佑子さんによる拝殿ギャラリートークも行う。午後1時半、3時、4時半の3回で、各回約20分、定員20人。神社所蔵作品の修復にもかかわり、作品について詳しい泉田さんが解説する。参加は当日、社務所で受け付ける。

マルシェやライトアップも

赤鳥居をくぐった先の参道石畳では、午後1時から8時半まで記念マルシェを開き、9店が出店する。拝殿横では、加茂商工会議所女性会による「甘味処ゆきつばき」が午後3時から7時まで開店し、京都ゆかりのみたらし団子、抹茶豆乳ラテ、加茂牧場カジシーソフト、抹茶シフォンケーキ、抹茶わらびもちなどを販売する。

青海神社展
青海神社展

社務所内では午後1時から8時半まで、神紋の「二葉葵」をモチーフにしたポーチやサコッシュを作るワークショップも行う。

夜は午後6時から9時まで「あかりまいり」を行い、青海神社拝殿や参道をライトアップする。拝殿では、拍手に反応して照明の色が変わる仕掛けも予定している。

創建1300年、地域への感謝を込めて

企画は加茂商工会議所との話し合いからまずマルシェが具体化し、「神社そのものでも何か見てもらえる企画を」と、所蔵作品などの公開につながった。

古川修宮司(48)によると、こうして神社ゆかりの美術作品をまとめて積極的に公開するのは初めてという。

拝殿
拝殿

「創建1300年を機に神社にあらためて目を向けてもらいたい」と古川宮司。「青海神社が長い歴史を重ねてこられたのは地域の支えがあったから。感謝の気持ちを込めた作品公開で、ぜひ足を運んでもらいたい」と話している。

なお、創建1300年関連では、来年3月に加茂中学校が統合に伴って閉校することから、10月3日に商店街、中学生、青海神社が連携した催しも計画している。中学生と一緒に七五三詣を行う構想もある。

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