三条市・一ノ木戸商店街の空き店舗を活用した貸しスペース「浪漫亭」で12、13の2日間、三条市出身のメンバーが所属し、青森県青森市を拠点に活動する演劇プロデュースチーム「virtual theate ac-sep(空間シアター アクセプ)」が県内初公演を行った。
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三条市で行われた演劇プロデュースチーム「virtual theate ac-sep」の公演、白地のシャツが三条市出身の田辺さん |
公演は「その時彼女は左手を頬に伸ばした【新潟版】」。三条市出身の田辺克彦さん(29)が作・演出。出演は青森や宮城出身の木村幸さん(劇団支木)、小笠原真理子さん、佐藤祐樹さんと田辺さん。若い男女とその友人たちの夢や不安を抱える現実、愛、友情、死などを描いた。
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浪漫亭で会場準備を手伝う田辺さんの友人ら |
会場の浪漫亭の半分ほどのスペースが舞台で、主人公の男と彼女が暮らしていた部屋。中央にダイニングテーブルが置かれる。演出の裸電球と下からのライトアップ。そのすぐ前にいす30客余りを並べた観客席を用意。防音や外からの光を遮るために店舗前のシャッターを入り口以外は降ろして、内側には暗幕を張った。
2回目の13日の公演では、市外の高校の演劇部の生徒や年配の人まで幅広い年齢層が来場。テンポよく進むストーリーや、目の前で演じられる気迫ある芝居に引き込まれていた。
2日間で2回の公演を行い、いずれも30人以上の人が訪れて立ち見もでる満員だった。田辺さんは「あったかい拍手をもらった」と感激していた。
また、商店街の空き店舗を活用した「浪漫亭」は、これまでチャレンジショップなどに活用されたり、文化的な使用では絵画など作品の展示や落語などが行われたことがあるが、演劇は今回が初めてだった。
同商店街の店主は「今回の公演は大変うれしいこと。こういう使い方もあることがわかった」と話し、今後の浪漫亭の可能性にも期待していた。


