4月1日から3年間、三条市総合運動公園市民球場のの施設命名権(ネーミングライツ)スポンサーに決まった精密機械メーカーの(株)三條機械製作所=池田英夫取締役社長・三条市猪子場新田=と三条市は14日、市民球場ネーミングライツパートナー調印式を行い、新名称「三條機械スタジアム」とするなどの契約に合意した。
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14日行われた市民球場ネーミングライツパートナー調印式の国定市長(左) と三條機械製作所の池田社長(右) |
市民球場の命名権は財政難の三条市が来年度から本格実施する市の資産や施設、媒体を活用した有料広告のひとつ。市は契約期間3年以上、年間800万円以上でスポンサーを募集。(株)三條機械製作所1社から応募があり、選考委員会を開いて同社をスポンサーに決めた。
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三条市旗と三條機械製作所の社旗を背に調印 |
球場の新名称は「三條機械スタジアム」、略称は「三機スタジアム」。契約期間は平成20年4月1日から平成23年3月31日で、契約金額は年額1,000万円で3年総額3,000万円。契約では現在の施設の看板などの変更や案内標識の変更は三条市が負担して書き換えることになっており、年間3日以内の同球場の無償使用の権利もある。
国定市長と池田社長は、三条市と三條機械製作所の旗を背に調印したあと握手し、続く会見で報道関係者の質問に答えた。
池田社長は応募、契約した理由について、三条市の野球のレベル向上に熱心だった創業者の意に沿うことと、三条市や三条市民への恩返しの2つと話した。
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会見でにこやかに質問に答える池田社長 |
同社の創業者の故結城太一郎さんは、昭和35年に早稲田大学を招いて高校生を指導したり、42年に新築移転した工場の敷地には野球場を建設。工場増設で野球場を閉鎖するまでの19年間、三条市野球連盟に貸し出し、社会人野球の大会などが行われていた。
また、初代社長の故結城太一郎さんは昭和30年から15年間、二代目社長の故結城冨十郎さんも昭和51年から15年、それぞれ三条市野球連盟の会長を務め、市の野球のレベル向上に貢献した。
ネーミングライツによるメリットを問われて池田社長は、一般消費者相手の仕事ではないのでこれまでPRなどはしてこなかったが、昨年あたりから地域社会への奉仕に力を入れており、メリットよりもその方針に沿ったものだが、結果的には知名度が上がるなどのメリットが得られるのではと話した。
さらに、県内のテレビ各局、新聞各社が会見に集まったことなどからも「反響の大きさに驚いている」と話し、「今後とも三条市、市民の役に立てるよう会社の業績を伸ばしたい」と話していた。同社はBCリーグへの協賛、新潟国体のイニシャルスポンサーなども行っている。
同球場は、昨年度、BCリーグが開幕し試合を行ったことから観客数を大幅に伸ばしており、昨年度の約2万人から今年度は約55,000人となった。来年度の球場使用状況は、土、日曜はすべて埋まっており約80%の稼働率。BCリーグは8試合予定され、夏の高校野球の第90回全国高等学校野球選手権記念新潟大会では第1試合から行われ、初めて三条市で準決勝、決勝戦が行われる。



