三条市立四日町小学校(広部隆司校長)の3年生は、総合学習の一環で8日と15日の2日間、みんなで力を合わせて三条名物、六角巻凧1枚を製作した。
![]() |
|
完成した六角巻凧を囲んで三条市立四日町小3年生と小林凧屋の小林さん |
3年生は2クラスで計56人。昨年春から総合的な学習で「六角巻凧」をテーマに調査、研究し、その成果を校内発表したほか、年末に新潟市・新潟ふるさと村でも「見て!聞いて!三条六角凧」と題して発表し、市外へも三条市をPRした。
そのなかで児童から「僕らの六角凧」が欲しいという声が上がり、自分たちの手で3年生の六角巻凧を作ることになった。製作費は9月から児童がアルミ缶の回収をして、ためている。
講師は三条市東三条1、越後三条六角巻凧製造元・小林凧屋の小林祥二さん(65)さん。“20枚ド”と呼ぶ大きさで、上杉謙信公の絵柄の六角巻凧を作った。
![]() |
|
小林さんの作業の様子を見詰める児童 |
初日は白い凧に筆やはけで下絵を描き、染料で色塗り、2日目は仕上げや糸通しをした。
2日目の15日の仕上げでは、小林さんが六角凧の特長や作業の説明をしながら色鮮やかな絵柄のついた凧に慣れた手つきで糸を通した。
小林さんの話では、凧作りは、絵を描くまでの工程が28、さらにそこから54の工程がある。三条の六角凧のように、心棒(中骨)をはずしてくるくると巻くことができる凧は、世界で360種以上ある凧のなかでも珍しい。
![]() |
|
糸通しをする小林さん |
児童は小林さんに、筆は何本くらい使うか、どうして絵を描けるようになったかなどを質問。「跡継ぎはいるんですか?」の質問に小林さんは「子どもは勤め人になっている。ほんとは継いで欲しいんだ」と本音をのぞかせ、「一緒にやるか?」と逆質問すると、「え~っ!」と笑顔で拒否する女の子もいれば、「勉強よりはいいかな」と話す男の子もいた。
児童たちは、完成した凧と小林さんを囲んでさっそく記念撮影。暖かくなったらこの凧を揚げたいと話していた。



