伊勢神宮の式年遷宮のための和釘や野鉄金物などのを生産する(協)三条工業会(兼古耕一会長)は26日午後、第1回目の注文品で宇治橋の架け替えのために使われる和かすがいやボルト類3トン余りを出荷した。
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伊勢神宮の式年遷宮のために三条工業会が生産、出荷した和かすがいなど |
三重県伊勢市・伊勢神宮の式年遷宮の制度は、約1,300年前に定められた制度、遷宮は新しい宮をつくり大御神に遷(うつ)ってもらうことで、式年とは定められた年の意。社殿を20年ごとに建て替え、次回は平成25年に第62回御遷宮が行われる。宇治橋は式年遷宮の4年前に架け替えられるようになった。
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約60センチの特注のボルト |
社殿の建て替えには技術の伝承の目的もあるといわれ、三条工業会では平成5年の第61回遷宮の際には、内部に伊勢神宮御遷宮金具製作委員会を設置し、建物などの建て替えに使われる和釘や金具を製造、納品した。
平成25年の遷宮でも同工業会の受注に期待し、前回の和釘の製作などに携わった鍛冶職人小林由夫さん=小由製作所=らを講師に伝統的鍛冶技術継承事業・高度鍛冶技術継承講座などを開き、三条の鍛冶職人の技術を産地として継承し、より高度な技術をもつ若手鍛冶技術後継者の育成などに取り組んできた。
平成20年分の注文として、内宮への入り口で五十鈴川に架かる木橋の「宇治大橋御修造工事」のためのボルト類やかすがい、和釘などを同工業会で一括受注。寸や尺で記載された注文書を同事務局でミリメートルに直して、組合員企業で製作している。
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式年遷宮のポスターにある宇治大橋 |
ボルトの製作にあたった企業によると、鉄製のボルトは小さい物で長さ約30センチ、大きな物は120センチで太さ3.2センチ。特注品も受ける同社でも珍しい大きなサイズで、当初は図面を見た生産側から、大きなボルトの頭の六角形の製作が難しいとも言われたが、同社で取り組んだ29種類約2トンを仕上げた。
第1回目の出荷が同日行われ、午後2時から組合員企業のツルタボルト(株)の営業本部=新潟市南区茨曽根国道沿い=で4トントラックにボルト類、和かすがいと片爪金具の計約3.3トンを積み込み、伊勢神宮に向けて出発した。



