ドーム型天体観測室を備える三条市の日帰り温泉施設、地域間交流施設「しらさぎ荘」は16日、天体観測事業オープニングセレモニーを行い、天体望遠鏡を使ったさまざまな事業をスタートした。
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16日行われた三条市地域間交流施設「しらさぎ荘」の天体観測事業オープニングセレモニー |
「しらさぎ荘」は昨年12月にオープン。県内でも珍しいドーム型天体観測室を併設し、天文マニアだった市内の元病院長、故草野磐さんが使用し、家族が寄付した150ミリの屈折望遠鏡を設置するほか、80ミリの望遠鏡5台と月のクレーターも見える双眼鏡8台も備える。
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ドーム型天体観測室に設置された故草野磐さん所有の150ミリの屈折望遠鏡 |
利用は冬期間を除く4月から11月まで。星空観測一般開放デーを月2回、市民星空観測会を月1回、天体望遠鏡研修会を年1回くらいのペースで開くほか、市内の小学校4年生を対象に小学校単位での天文教室も開く。
午後7時20分からのセレモニーでは、国定勇人市長はじめ市四役、矢田地区自治会長、同事業で講師を務めるNPO法人星空ファクトリーの理事長など来賓と施設関係者や市民、計約40人が出席。国定市長は「1人でも多くの方々に、この三条、栄地域から見る美しい星空をご覧になっていただきたい」とあいさつし、天体観測室前で来賓など4人でテープカットを行い、事業をスタートした。
この日は一般開放デーとし、セレモニーが終わると出席者や来館した市民は、さっそく天体観測室や屋外の望遠鏡で月や土星を観測。薄雲もあったがきれいな星空で、月のクレーターまではっきり見える望遠鏡に「うわ~、でこぼこまで見える」、土星には「輪があった。図鑑と一緒らね」と、興奮していた。
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屋外でも天体望遠鏡で観測 |
コンピューター制御の大きな望遠鏡や開閉式のドームが動くと「ウイーン」という音がして、まるで宇宙船に乗っているような気分。屋外では「月までは約38万kmで、ロケットで3日半、新幹線で2カ月弱、歩いて11年だな」など星の説明を聞き、参加者は、夜空を見上げて宇宙を身近に感じていた。
三条市篭場、小学5年生の多田和杜君は、星が好きで天体望遠鏡が見たいと母親に連れてきてもらった。白く光る神秘的な月に「きれいだった。本とおんなじ。また、来たい!」と、目を輝かせていた。
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天体望遠鏡を使って撮影した月 |
次回の一般開放デーは4月23日で、午後7時半からと8時20分からの2回。各回定員20人で星座と星の説明や望遠鏡による観望を行う。申し込みは、午後6時から会場で受け付ける。参加費は無料だが、しらさぎ荘への入館料(一般250円、65歳以上150円、11歳以下100円)が必要で、入浴は別に入浴税(150円)が必要になる。
しらさぎ荘は、12月のオープンから3月末までの4カ月間の入館者数は約3万2,000人で、市の想定1万8,000人を大きく上回る盛況ぶりとなっている。




