かんなくずの薄さを競う大会を開く削ろう会の三条地区のメンバーでつくる「三条削ろう会」(馬場政行会長)は11、12、13の3日間、三条市庭月の古民家「庭月テラ小屋」で、「幕末、明治の鍛冶体験」と日本一の斧(おの)名人といわれる大工、雨宮国広さん=山梨県=による古代の道具を復元した鉄斧(てっぷ)を使った「丸太はつり」を一般公開で行うので、興味のある人の見学を呼びかけている。
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会場の庭月テラ小屋で13日に雨宮氏がはつる丸太と馬場会長 |
11、12の2日間は鍛冶体験、13日は丸太はつりを行う。鍛冶体験は、玄能鍛冶の馬場会長が指導者となり、事前に応募のあった兵庫県や東京都などからの大工や建築関係者など5人が参加し、小刀を昔ながらの手法で作る。
機械などを使わずに、鍛冶用の簡単な炉「火床(ほど)」や、鎚(つち)、鑢(やすり)、それに鉄を削る銑(せん)などの鍛冶道具を使って手作業で作る。
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いちばん奥の十字の道具がトンボセン、真ん中はこの道具で作ったヤリゾリガンナ、いちばん手前はヤスリ |
丸太はつりは、長さ3、4メートルのスギの丸太を鉄斧(てっぷ)で角材に削る。「はつる」は、少しずつ削り取るという意味。鉄斧は、のこぎりや鉋、ノミ、包丁などさまざまな刃物の仕事を1丁でこなせる道具で、石器から鉄器に変わっていった時代の作業を見ることができる。
会場の古民家は築110年を超す歴史。そこでの昔ながらの鍛冶体験や丸太はつりから、昔と現代の作業との接点も見えてきそう。馬場会長は、地元の大工さんはじめ、さまざまな鉄を加工する三条の人たちにも見てもらえればと、大勢の来場に期待している。
作業予定は、11日は午前10時から午後3時まで、12日は午前9時から午後2時まで、13日は午前9時から正午までだが、多少の変更もある。
会場は、「漢学の里しただ」前の国道289号を八木ヶ鼻方向に100メートル余り進んだ右手奥で、289号から右手奥の田んぼの先に見える大きなイチョウの木が2本立っている近く。ただし、会場には駐車場がないので、来場者は「漢学の里しただ」の駐車場を利用する。問い合わせは、馬場会長(電話:080-5519-1251)へ。


