角利産業

kenoh.com

ケンオー・ドットコム

燕三条・新潟県央地域のニュース

燕市が整備を進めるデジタル防災無線、22日から一部で試験放送を開始

広告

燕市では、来年4月の全国瞬時警報システム「Jアラート」による自動放送も備えたデジタル防災無線の整備を進めるなか、22日から一部地域で朝夕の時報をはじめ本格運用と同様の内容で試験放送を開始した。

デジタル防災行政無線のスピーカー

デジタル防災行政無線のスピーカー

燕市が合併する前の旧3市町は、それぞれに防災行政無線を整備していた。それらの既存のシステムや施設をできる限り生かして市内全域で統一したデジタル防災行政無線を構築しようと、平成19、20年度で整備を進めている。

基本システムは、音声とサイレン音で住民に情報伝達するデジタル同報系の無線システムを整備する旧燕市のシステムを生かす形だ。

燕地区では、燕庁舎内の親局なども含め、これまで中ノ口川沿いに設置した屋外拡声子局など合わせて16カ所に加えて、屋外拡声子局89カ所を新設し、計105カ所に配置する。

一方、吉田、分水地区では、アナログ方式からデジタル方式への移行となり、これまでの支柱は生かし、主に機器の入れ替えでの対応。吉田地区は計69カ所、分水地区は計69カ所に整備する。総事業費は5億3865万円。

すでに整備工事が終わった所も多く、来年4月の完成を待たずに使えるところから使おうと、試験運用を開始するもので、午前7時に「野ばら」、午後6時に「ふるさと」の1日2回、時報を知らせる音楽を放送するほか、災害時や緊急時は本格運用と同様に利用できる。

災害時は、避難準備情報や避難勧告などの情報、河川の水位や土砂災害情報、光化学スモッグや竜巻などの情報。平常時には火災予防や選挙の投票呼びかけなど行政一般情報を放送する。

緊急時の自動放送を行う「Jアラート」は、気象庁をはじめ政府機関から提供される情報が人工衛星を介して伝達されるもの。燕市の防災行政無線での放送内容は、「国民保護(武力攻撃事態等)情報」により燕市に武力攻撃などが発生、あるいは予測される場合、「緊急地震速報」は下越地方で推定震度5弱以上の地震が予測される場合、「大津波情報」は新潟県に発令された場合などの内容が放送される。

燕市では平成19年度に「Jアラート」の運用を開始しており、整備済みだったスピーカーから放送するシステムは整っていたことから、6月の岩手・宮城内陸地震では、県内で初めて「緊急地震速報」を防災行政無線を通じて放送したという。

また、放送内容が聞き取れなかったときも電話(0256-64-4001、0256-64-4005)で確認できる。

広告