燕市の研磨業者を中心につくる共同受注グループ「磨き屋シンジケート」と燕研磨工業協同組合は8日、燕市磨き屋一番館で第13回金属研磨仕上げ技能競技会を開き、19人の参加者が研磨技術を競った。
![]() |
|
8日開かれた第13回金属研磨仕上げ技能競技会 |
研磨業界の技術向上とPRを目的に平成7年から開いている競技会。以前は課題を製作、提出する方法だったが昨年、燕市磨き屋一番館が開館したことから、昨年から同会館が備える研磨機で一斉に競技する形に変えた。
![]() |
|
入賞作品 |
今回は、燕市を中心に三条市、新潟市、県外は山口県から、女性2人、男性17人の計19人が参加。60分の制限時間内にステンレスの板の表面をミラー仕上げし、一部につや消しを施す課題を仕上げた。
5人の審査員や大勢のギャラリーが見守るなかでの競技。制限時間もあり、参加者はふだんの仕事にはないプレッシャーを感じながら黙々と研磨機に向かい、タイムオーバーになると「時間が足りなかったな」と悔やむ人もいた。
その後、県央地域地場産業振興センターで表彰式を開き、20項目に渡る審査で、最高賞の最優秀大賞(新潟県知事賞)をはじめ7人の入賞を決めた。
最優秀大賞に輝いたのは、磨き屋一番館で技術を学ぶ研磨業経験1年半の津村啓生さん(35)=燕市井土巻4・東京都出身=。また、入賞7人のうち、津村さんをはじめ3人は、磨き屋一番館の研修生。まだ研磨技術を学んでいる途中の研修生が、現場で長い経験を積む職人と肩を並べる好成績をあげたことに、関係者は驚いていた。
![]() |
|
表彰式で最優秀大賞を受ける津村啓生さん |
表彰状を受けた直後の津村さんは「全然、実感がない」と驚いた。「仕事と競技は別。今までの実技を継続していく」と言い、指導者や支えてくれた人に感謝し、今後も研修生として学び、将来は研磨業での独立を目指すと話していた。入賞者と所属事業所名は次の通り。敬称略。
| 賞 | 名前 | 住所 | 所属 | |
|---|---|---|---|---|
| 最優秀大賞 | 新潟県知事賞 | 津村啓生 | 燕市 | 燕市磨き屋一番館 |
| 最優秀賞 | 新潟県技能士会連合会 会長賞 |
野表賢敏 | 燕市 | 燕市磨き屋一番館 |
| 優秀賞 | 燕市長賞 | 長谷川隆夫 | 燕市 | ワールド研磨ハセガワ |
| 奨励賞 | 三条地域振興局長賞 | 星野文彦 | 燕市 | (株)東陽理化学研究所 |
| 燕商工会議所会頭賞 | 長谷川達也 | 燕市 | 燕市磨き屋一番館 | |
| 日本金属洋食器工業組 合理事長賞 |
椛沢伸治 | 三条市 | 椛沢研磨 | |
| 日本金属ハウスウエア 工業組合理事長賞 |
山崎直子 | 燕市 | 山崎研磨工場 | |



