静岡県などが実行委員会を組織して主催する、おいしいコメの日本一を決めるコンテスト「お米日本一コンテストinしずおか2008」で、全国から応募のあった388点のなかから初めて生産したコメ「コシヒカリBL」で、初めて応募した加茂市横江、久保豊範さん(40)が最高賞の最優秀賞を受賞し、日本一おいしいコメに決まった。
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初めて作ったコメが日本一のコメに選ばれた久保さんと日本一のコメ |
全国のコメ生産者に公募して2004年から毎年開かれているコンテスト。今回は全国36都道府県から359点の応募があった。
栽培履歴確認の第一次審査のあと、第二次審査で食味評価機器の評価点で上位30点を選出。そして11月14日に最終審査が行われ、(財)日本穀物検定協会や消費者代表など15人の審査員が見た目や香り、甘みや粘りを評価して各賞が決まった。
本県からの最優秀賞受賞は、久保さんが初めて。久保さんは、大分県出身で新潟県内の大学に進学して以来、本県に在住。工務店(有)リラックスの代表取締役が本業だ。
久保さんの妻の実家が田上町で農業を営んでいたことからことし、コメ作りに初挑戦した。コメ作りにあたっては、愛知県の知人が行っていた農薬や化学肥料に頼らない新しい農法「NA農法」で取り組むことに決めていた。
「思うようにやらせてほしい」と義父に理解を求め、田んぼ2反を借りた。本県での従来のコメ作りの方法とはかなり違う農法で、付近の人に「何を作っているのか?」とさえ言われた。
NA農法によるコメの味の違い、品質を証明したいと、当初からコンテスト参加を決めていた。愛知の知人が栽培したコメや野菜の味から、NA農法で育てたコメには自信があった。
第二次審査通過の連絡を受けたときは予想通りだったと話したが、優勝の連絡には「1年目なのに僕がもらっていいの?という気持ち」と、できすぎな結果に驚いた
ことし収穫した「日本一」のコメは、収量が多くはないので主に自家用で消費するほか、新潟市の飲食店1軒に卸す。「今は何よりコメ作りが楽しい」と久保さん。生産に理解を示してくれた家族に感謝する。「コシヒカリBL」は、「いもち病」に抵抗性のあるコシヒカリから改良されたもので、銘柄としては新潟産コシヒカリとして扱われ、久保さんは「コシヒカリBL」での受賞が新潟県産米のPRにつながればと話している。
この結果を義父が認めてくれ、来年は義父と一緒に今回の農法に取り組むことになった。12月18日の静岡での表彰式には義父と出席すると心待ちにしている。

