三条市で7・13水害に被災した人などでつくる「7・13水害を考える有志の会」(芳賀誠一代表・9人)は11月29日、三条市勤労者青少年ホームで「7・13水害フォーラム」を開き、来場した市民30人とともに「五十嵐川の水害は天災だったのか?」のテーマで岡本水文・河川研究所=新潟市中央区新光町=の岡本芳美所長の講演を聴いた。
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29日開かれた「7・13水害を考える有志の会」主催7・13水害フォーラム |
岡本所長は、元新潟大学教授、工学博士でもある。岡本所長は、災害のなかでも水害は非常に悲惨と指摘し、7・13水害では刻々と水が迫るなかで亡くなった人もあり、「日本の水害史上、まれにみる、人の亡くなり方としては初めてではとわたしは考えている」と痛ましさを強調した。
決壊した諏訪地内の五十嵐川堤防の状況、五十嵐川上流にある笠堀ダムの構造や放流の操作、大谷ダムの構造を順を追って説明。7・13水害では「いろいろなことが重なり、悪い方悪い方に来た」、「わたしは人災的要素が多いと思っている」と分析した。
来場者からは「改修工事が進んでいるが今後、水害は起きないといえるのか。もっと大きな雨が降ったときにはどうなるのか」との質問があり、岡本所長は、気象学的には大雨に限界はないとしながらも、五十嵐川に限れば安全度は格段に上がったと答えていた。
同会は、7・13水害のような水害を二度と繰り返さないよう、水害の原因を勉強しようと、このほど発足。具体的な活動はこれからだが、一例として、被災者の被災に伴う借金の延納を求めるなど、負担を軽くし、被災者の生活を守る活動もできればと願っている。

