三条市は18日、同市が3億9,000万円を貸し付ている三条市神明町の商業ビル「パルム」の立体駐車場「パルムパーキング」を経営する立体駐車場整備(株)=東京都中央区=が破産手続きの申し立てをしたとの情報を受け、市議会各派代表者会議で報告した。
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破産手続きの申し立てた立体駐車場整備(株)が経営する三条市・パルムの立体駐車場「パルムパーキング」 |
パルムは、昭和63年3月に市街地再開発事業として建設された。立体駐車場は、市が立体駐車場整備に売却し、同年4月1日に運営資金の一部に充てるとして20年間に渡って4億2,300万円を貸し付ける契約をしていた。
しかし、立体駐車場整備は、多角化経営による不良債権増大などで、返済期限の20年3月末までに返済されたのは1割にも満たない3,300万円にとどまり、残りの3億9,000万円は返済されなかった。
市は弁護士と相談して立体駐車場整備に返済を求めてきたが、一方で市議会は、この問題をたびたび追求。11月の臨時会で議決し、市が同社に対しての調停を申し立てていた。
18日開かれた各派代表者会議で、国定勇人市長は立体駐車場整備の破産手続き申し立てを報告した。しかし、三条市に対して立体駐車場整備からまだ何も連絡がない。
佐藤和夫副市長の話では、市長自身も事実関係がわからず、今後は弁護士と相談して事実関係を把握し、方向性が見えたら議会で協議してもらうと説明したという。また、市長は3億9,000万円の回収とパルムパーキングの営業の継続を求めていく考えでいることを話したという。
パルムパーキング単体では毎年、おおむね2,000万円の利益がある。駐車可能台数は436台で、昨年12月現在でうち167台分がの月極駐車契約。パルムパーキングは18日も通常通り営業しており、三条昭栄開発によると当面は、通常通り営業すると話していた。また、立体駐車場整備の負債額は約87億円と伝えられている。

