工芸の先輩方を排出されている三条市展の審査には畏敬を合せ拝察させていただきました。21点の出品(昨年は26点)ながら多様なジャンルと個性的で楽しくも、期待感で審査に望みました。又、七宝と押し花絵の作品も賞候補に上がりましたが次回に期待するものです。
○市展賞「波雲」泉二三子
最近の和紙はり絵の方も多く、その中で新たな工芸作品への可能性を持った作品として取り上げました。更なる和紙技法習得も必要かと思いますが、表現手法の新鮮さで群を抜いて称讃されるでしょう。
○奨励賞「雫」山井敏彦
土のマット感、文様と形、釉薬の妙も重なり完成度の高い優品です。
○奨励賞「里の秋」渡辺チエ
作陶歴の力量を感じる作品です。文様の強弱、ストーリー性が更なる大成を生むと期待します。
○奨励賞「森の囁き」高橋千枝子
パッチワーク人口も近年増えていて、奨励の意図も重ね、注目させていただきました。文様や色のある布での絵画的、工芸的な、美術を現す入り口として、フレームから外に踏み出して、色遣いの統一感と想いの一致も見られます。今の気持ちを作品との関わりを大切にして、自由な表現手段としての模索をお願いします。
