具象・抽象合わせて9点の出品群で、今年は作品に変化があり楽しく審査させていただきました。全体に基本に忠実に取り組んでいる様子が見えますが、そこから芸術の方面にもう一歩突っ込んだ営みが欲しいと思いました。
市展賞の目黒洋平さん「Sさん」は奇をてらうことなく素直な気持ちが作品ににじみでていました。全体のバランス(部分と全体)がよく、髪もよく調和していました。
奨励賞の飯塚国夫さん「青年の首」、しっかりとした骨組みと肉付は彫刻の強さを強調していました。同じく奨励賞の小出大策さん「H氏・夏」は、彫刻の大切な要素である「かたまり」をとらえ、内面からでてくる「張り」がよく表現されていました。
新潟日報美術振興賞の佐藤悠さん「仏顔塔・バイヨンとデウアター」は、木の切り込み方と像の配置がとても面白く、遺跡に寄せる作者のあたたかい気持ちがでていました。
