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第22回三条市美術展が開幕 7部門321点を展示、中学生が彫刻部門で最高賞

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新潟県三条市の三条市体育文化会館で17日(土)、「第22回三条市美術展」が開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真、版画の7部門に前回より26点少ない236点の応募があり、受賞・入選作品と特別出品を合わせた321点を展示している。彫刻部門では三条市立第一中学校の坂元彩乃さんが最高賞の市展賞に輝くなど、若い世代の活躍も光った。20日(火)まで。

「芸術文化の振興発展に大きな役割」市長のあいさつを代読

開場式には主催者や来賓、審査員、出品者らが出席した。公務のため欠席した滝沢亮市長に代わり、高橋誠一郎副市長が市長のあいさつを代読。市展は「市民の皆様にとって身近な芸術鑑賞の機会として、また作品を制作される方の日頃の成果を発揮する場として、三条市の芸術文化の振興発展に多大な役割を果たしている」と意義を強調した。

また、昨年度に続いて同時開催する「わくわく文化未来塾作品展」にもふれ、子どもたちが自由な発想と豊かな感性で表現した作品を楽しんでほしいと呼びかけた。

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さらに「素晴らしい芸術作品の鑑賞は、その美しさや作者の意図、込められたメッセージを感じ取り、作品を楽しむ気持ちを通じて人と人との結びつきをも育んでくれます」とし、今後も芸術文化の振興に取り組む考えを示した。

「若い力に明るい未来の光」中学生の最高賞を喜ぶ

三条市美術展運営委員会の中村暢子運営委員長は、13日に行われた審査会で審査員がひとつひとつの作品を丁寧に審査したことに感謝した。

市展の役割について、芸術活動に取り組む人たちにとっては「最初の登竜門」であり、出品して評価を受け、受賞することが「より高みを目指していく、そのための一歩となる」と説明。一方、市民にとっては、日常生活の中で芸術を楽しみ、その成果を発表することで「日々の潤い」をもたらす存在でもあるとした。

とくに今回、彫刻部門の最高賞に第一中学校の坂元さんの作品が選ばれたことに言及。芸術分野では若手の不足が指摘されているなか、「これほどの若い力が芽吹いてきていること、この若い力がどんどん増え、より市展にとっての大きな力になっていってくれるであろうという、明るい未来の光をここに見たような気持ち」と喜んだ。

最後に「芸術は残念ながら空腹を満たしてくれることはないが、心にはたくさんの栄養を与えてくれるもの」と語り、多くの人に会場を訪れ、芸術から心の栄養を持ち帰ってほしいと願った。

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来賓を代表して野嵜久雄市議会議長が祝辞を述べ、開催に尽力した関係者や審査員に感謝。三条市内だけでなく近隣市町村からも多彩な作品が寄せられたことにふれ、「最終日まで市民の皆さんと一緒に私も楽しみたい」と述べ、7人でテープカットを行って開場した。

応募236点、前回より26点減 書道は増加

今回の市展には7部門に計236点の応募があり、前回の262点から26点、約10%減少した。

部門別では、写真が前回の74点から57点へ17点減り、減少幅が最も大きかった。洋画も49点から39点へ10点減、日本画は17点から14点へ3点減、工芸は31点から30点へ1点減った。

一方、書道は58点から62点へ4点増え、7部門で最も応募が多かった。彫刻は6点から7点へ1点増え、版画は前回と同じ27点だった。

応募作品のうち、市展賞7点、優秀賞4点、奨励賞17点、ホープ賞8点など計49点が受賞。一般入選175点と審査員、運営委員などの特別出品97点を合わせ、展示総数は321点となった。前回の343点から22点減少した。

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展示点数を部門別に見ると、書道が88点で最も多く、写真59点、洋画56点、工芸39点、版画31点、日本画28点、彫刻20点と続く。前回と比べると、洋画は14点、写真は7点減った一方、書道は2点、彫刻と版画は各1点増えた。

恒例で中村運営委員長に師事する滝沢亮三条市長がことしも書道作品を出品。李白による漢詩『将進酒(しょうしんしゅ)』の一節を縦53センチ、横180センチのこれまで最大の紙に書いた。

「古来賢達皆寂寞 惟有飲者留其名」で、古来、賢者や優れた人物はみな歴史の表舞台から消えて寂しいものだが、ただ酒を愛し豪快に飲んだ者だけが、後世にその名を残しているといった意味がある。

審査員が受賞作品を解説 20日まで

会場では、各部門の審査員が受賞作品について解説する作品鑑賞会も17、18日の2日間にわたって開かれている。初日は午前10時からの版画部門を皮切りに、部門ごとに審査員が作品の見どころなどを紹介する。参加無料で申し込みは不要。

また、昨年度に続き、子どもたちの創作活動の成果を紹介する「わくわく文化未来塾作品展」も同時開催している。

昨年は4日間で前年を51人下回る3425人が来場している。

会期は20日(火)まで。開場時間は午前9時から午後6時までで、初日の17日は午後9時まで、最終日の20日は午後4時まで。

第22回三条市美術展の受賞者一覧はこちら

出品状況の比較

部門今回応募前回応募増減今回展示前回展示増減
日本画1417-32831-3
洋画3949-105670-14
彫刻76+12019+1
工芸3031-13941-2
書道6258+48886+2
写真5774-175966-7
版画272703130+1
合計236262-26321343-22

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