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加茂暁星高校、来春の普通科新入生は大学・短大の校舎へ 耐震強度不足に対応

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新潟県加茂市の私立高校、加茂暁星高校(仲野孝校長)は、校舎の耐震強度不足への対応として、2027年度に入学する普通科の新入生は、同じ学校法人加茂暁星学園(阿部松雄理事長)が運営する新潟経営大学と新潟中央短期大学の教室で教育活動を行う方針を決めた。来年度の新2、3年生の学習場所は検討中。看護科は引き続き、耐震基準を満たす現在の看護科棟を使用することなどとしている。

加茂暁星高校
加茂暁星高校

普通科3年生が1週間、大学・短大で学校生活

加茂暁星学園は、施設を学校ごとではなく学園全体で有効活用する「加茂暁星ファシリティ・マネジメントプラン」をまとめた。大学・短大がある加茂市希望ヶ丘の「希望ヶ丘キャンパス」と、高校がある同市学校町の「学校町キャンパス」の施設を活用し、普通科の教育環境改善を最優先に進める。

大学では観光経営学部の募集停止、短大では入学者の減少などを背景に、活用されていない教室があり、こうした既存施設を高校の教育活動に生かす考えだ。

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10月19日から23日までの5日間は、普通科3年生の5クラスが大学・短大の施設を使って学校生活を送る試行を行った。仲野校長によると、生徒の反応はおおむね良好で、特に昼休みに学生食堂を利用できることが好評だったという。学園は試行の結果を踏まえ、施設の使い方など運営上の課題を検討する。

新2、3年生の対応は引き続き検討

新入生の学習場所については、10月7日の在校生保護者への説明に加え、県内の中学校にも案内した。入試説明会では、参加者に大学・短大へ移動してもらい、施設を見学する機会も設けている。

保護者からは、安全性が確保された校舎で学べることを評価する声がある一方、新2、3年生はどうなるのか、全学年が移ることはできないのかといった質問も寄せられた。

仲野校長は、新2、3年生については検討中と説明。受け入れ先となる大学・短大の施設の余裕や、学生の利用との調整も必要で、具体的な運用を詰めている。

第1体育館は使用禁止、普通科棟は順次用途廃止へ

同校では2010年の耐震診断で、第2体育館と看護科棟を除く校舎の耐震強度不足が判明した。昨年11月には同窓会が安全確保や情報公開を求める動きを見せ、学校は同12月4日に保護者説明会を開き、ホームページでも公表した。[関連記事](https://www.kenoh.com/news/12297/)

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仲野校長
仲野校長

現在、第1体育館は使用禁止とし、代わりに新潟中央短大の体育館を使っている。普通科校舎のB棟も2、3階を使用禁止とし、1階は通路として利用している。

ことし6月4日の保護者説明会では、第1体育館の耐震補強に関する調査結果を伝え、補強や建て替えを行わないことを説明。あわせて避難経路も見直した。

施設活用プランでは、耐震基準を満たしていないA、B、Cの各棟を順次用途廃止とする方針を示している。一方、基準を満たす看護棟や看護専攻科棟、第2体育館などは継続して活用する。

建設費高騰と少子化、既存施設の活用を優先

校舎の新築には、建設費の高騰と将来の生徒数減少が重くのしかかる。借り入れで整備する場合も、長期にわたって返済する間の生徒数を見通す必要がある。仲野校長は、地域の少子化を踏まえ、大規模な投資には慎重な判断が求められるとする。

そのうえで、現時点で取り組める対応として、既存施設の活用を重視。「新しくて安全で空いてるところを使う」ことに、今回のプランの大きな意味があると話している。

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