朝市の買い物した品物を持ち帰らずにその場で宅配便で送りたいという要望に応えようと、三条市の北三条駅そばの中央市場で開設される「二・七の市」に年末の書き入れ時にあわせて宅配便の荷物引受所がお目見えした。
ヤマト運輸の三条支店が開設したもので、17日(日)、22日(金)と開設し、残すは27日(水)の大売り出しだけ。午前8時から11時まで、宅急便のトラックの前にテントを張って荷物を引き受ける。
初日17日はまだ暮れの忙しさははほとんどなく、利用は3件にとどまったが、最後の27日は1年で最も忙しくなる大売り出し。宅急便もかなりの利用が見込まれ、市場で買った土産品の発送や帰省客が自宅へ商品を発送するといった利用に期待している。
朝市の出店者らでつくる三条市場親和会では、依然から宅配便業者に市場で荷物を引き受けてほしいという要望があった。なかでも要望が強かった冷凍品の引き受けは対応が難しかったため、先送りになっていた。
しかし、やってみないことには何も始まらないと、三条市とも相談したうえで宅配便業者と話し合い、ヤマト運輸でも地域貢献として引き受けた。
三条市場親和会事務局の長谷川鮮魚店の長谷川孝志さん(57)は「少しでも前向きにということ」と言う。昨年春に中央市場向かいにオープンした三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」には、市外や県外から訪れる人がいる。
おかげで市場の客層も変わり、明らかに地元ではない人、若い人が増えている。実際に客からその場で宅配便を送れないかと聞かれることがあり、出店している農家からも対応を求める声がある。
「お客さんから宅配便をその場で送れるとわかってもらえるようになれば、おもしろい。それなら市場へ買い物へ行ってみようという人が出てくるかもしれないし、何もしなければ何も変わらない」と長谷川さんは集客や刺激につながることを願っている。今回は試験的な実施だが、好評なら盆の帰省シーズンでも実施したい考えだ。
