新潟県三条市の滝沢亮市長は7日の定例記者会見で、三条市出身の俳優、高橋克実さん(65)が三条市PRアンバサダーを3期目も務めると発表した。このほか、来年夏に迫った国道289号八十里越の開通に向け、市民駅伝の名称変更やオフィシャルポロシャツの市議会での着用、限定ラベルのミネラルウォーター販売などを発表した。
カレーラーメンを「推して推していく」
高橋さんは2022年8月に三条市PRアンバサダーに就任し、24年8月から2期目を務めている。3期目の任期は今月2日から2年間。滝沢市長が6日、高橋さん本人に委嘱状を手渡し、背中に「克実」と「三」を入れた八十里越オフィシャルポロシャツの特別版も贈った。
高橋さんは動画で、「三期目もやらせていただけることになりました。ありがとうございます」とあいさつ。日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW極」で三条カレーラーメンを紹介したことに触れ、「やっぱり三条のカレーラーメンはおいしい。これからいろいろなところに推して推していこうと思っている」と意欲を示し、「三条市のPRに全力を注いでまいりたい」と話した。
高橋さんはドラマ、CM、情報番組の司会、ナレーションなど幅広く活動。2024年には舞台「海をゆく者」で第31回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞したほか、NHK連続テレビ小説「虎に翼」では三条市出身の弁護士役を演じた。
子育て支援カード「HUGCA」事前登録開始
9月1日から利用できるデジタル子育て支援カード「HUGCA(ハグカ)」の事前登録を3日から始めた。従来の「サンキッズカード」から対象を拡充し、三条市LINE公式アカウントにカードを表示する。
対象は18歳未満の子どもを1人以上養育する保護者と妊婦。対象施設や協賛店で提示すると、割引などのサービスを受けられる。会見時点の申請者数は1,120人。市内の対象世帯は7千弱で、市は早めの申請を呼びかけている。サンキッズカードは9月1日以降、利用できなくなる。
元旦マラソンは来年がラストラン
安全な大会運営に必要な交通誘導員を確保できないため、三条市元旦マラソン大会を来年1月1日の第22回大会で終了する。旧三条市時代から通算56回を数える新年の風物詩が幕を閉じる。
コース上には約70カ所の交差点などがあり、これまでは市職員や陸上競技関係者、スポーツ関係団体などが交通誘導を担ってきた。しかし、関係者の高齢化や安全基準の厳格化などから、ボランティアを中心とした体制での継続が難しくなった。最後の大会では複数の警備会社から計約10人の誘導員を確保し、主要交差点に配置する。
部門は3、5、10キロ、歩け歩け3キロ、2027メートルの「KIZUNA(きずな)2027」と「親子でチャレンジ2027」。参加無料で、申し込みは8月10日から11月1日まで。
開会式では三条市ふるさとPR大使見習いの関田将人さんが総合司会を務め、出場者へのインタビューを行うほか、三条高校書道部が書道パフォーマンスを披露する。
市民駅伝を「しただヴィレッジ駅伝」に
元旦マラソン終了後も市民が走る大会への参加機会を確保するため、毎年10月の市民駅伝競走大会に、個人で申し込んだ人を抽選でチームにする「フリーの部」を新設する。
大会名も、八十里越開通の機運醸成を図るため「しただヴィレッジ駅伝2026」に変更。10月11日に三条市役所下田庁舎前を発着点に開く。市内在住、在勤、在学者に加え、八十里越で結ばれる福島県只見町と南会津町の在住、在勤、在学者も参加できる。
出場者は、税込み3,800円の八十里越オフィシャルポロシャツにチーム名などを無料で追加プリントして購入できる。申し込みは8月10日から9月11日まで。滝沢市長は、同日に開かれる新潟シティマラソンを意識した名称だとし、「新しく生まれ変わる駅伝のスタートに向け、多くの参加を待っている」とした。
9月議会で全員が八十里越ポロシャツ
三条市議会9月定例会の初日となる9月2日と最終日の28日、市幹部職員と市議全員が八十里越オフィシャルポロシャツを着用する。議場で統一したポロシャツを着るのは市として初めて。来年6月議会でも着用を予定する。
三条市認定名水「山と雪のうるおい」も八十里越限定ラベルで販売する。三条市出身のデザイナー石川竜太さんがデザインし、裏面に八十里越天空大橋、側面に八十里越ウェブサイトへ誘導する二次元コードを配置した。現行ラベルの在庫がなくなり次第、8月下旬から9月上旬ごろに順次切り替える。
ひめさゆり湖でパドルスポーツ
「パドルスポーツフェスタ2026」は9月13日午前10時から午後3時10分まで、大谷ダムのひめさゆり湖で開く。
東京2020オリンピックのカヌー競技に出場した當銘孝仁選手とカヤック、カヤックツーリング、SUPなどを体験できるほか、6人1組の「Big SUPレース」も行う。対象は小学生以上で参加無料。体験は8月17日、レースは21日まで申し込みを受け付け、多数の場合は抽選する。
GPS首輪でサルの群れを可視化
サルによる農作物被害対策では、GPS首輪を装着したサルの位置や行動を確認できる「サルポータル 三条市」を7日に公開した。
市内には約16群のサルが生息すると推定され、下田地域を中心に約10年前から農作物被害が目立っている。7月に下田地域で捕獲した1頭に首輪を装着し、毎日午前8時現在の位置を公開。過去の移動軌跡や滞在場所を示すヒートマップも確認できる。
地域の追い払い活動や農作物の収穫時期の調整、市の捕獲活動に活用する。今後は首輪を4本程度まで増やす。首輪はソーラー充電式で、バッテリーは日照条件によって1、2年程度もつという。
そよらにデジタルサイネージ
そよら三条須頃のイオンスタイル棟1階正面出入口脇には、デジタルサイネージ「わが街NAVI」を設置し、26日午後5時から運用する。
50インチモニター2面で構成し、1面には市の行政、観光、イベント情報、もう1面には市内事業所などの広告を表示する。設置・運用費は広告収入で賄う。
22日は「しただふるさと祭り」
三条の夏を締めくくる「しただふるさと祭り〜雨生(まごい)の大蛇祭〜」は22日、下田大橋下特設会場などで開く。
午前8時20分に八木神社で大蛇行進の出発式を行い、午前10時から特設会場でステージ、ニジマスのつかみ取り、凧揚げ、縄文フェスなどを展開する。午後8時15分から約100発を打ち上げる花火大会で締めくくる。
八十里越開通の機運を高めようと、福島県南会津町の渡部正義町長と只見町の工藤広志町長を開会式に招く予定。雨天の場合も大蛇行進は行い、花火は23日に順延、そのほかの催しは中止する。
