空手の全国大会に出場する燕市空手道連盟の小学生11人と大学生2人が10日、燕市役所を訪れ、佐野大輔市長に出場を報告した。初めて全国に挑む選手から複数回の出場経験をもつ選手まで、「まず1勝」、「昨年の雪辱」、「全国優勝」と、それぞれの目標を胸に大舞台へ挑む。
出場するのは、真空手塾(田辺良元代表)の大学生2人、小学生8人と、吉田空手道会(山崎行男会長)の小学生3人。いずれも新潟県予選を勝ち抜き、全国大会への切符を手にした。
小学生11人は、13日から15日まで東京都調布市で開かれる第26回全日本少年少女空手道選手権大会、大学生2人は10月17日から19日まで青森県弘前市で開かれる第80回国民スポーツ大会空手道競技大会に出場する。
小学生11人が全日本少年少女大会へ
全日本少年少女空手道選手権大会に出場するのは、真空手塾の田辺良友さん(小中川小6年)、遠藤音葉さん(燕北小6年)、飯田栞偉さん(吉田南小5年)、遠藤心桜さん(燕西小5年)、田辺一沙さん(小中川小3年)、田辺椰惠さん(小中川小2年)、遠藤勇吹さん(燕西小1年)、遠藤彩華さん(燕北小1年)の8人。
吉田空手道会からは、瀬戸川大貴さん(吉田小5年)、竹田仁太郎さん(弥彦小5年)、星野結衣さん(吉田小5年)の3人が出場する。
小学生を代表して燕北小6年の遠藤音葉さんは、「家族や先生、応援してくださった皆さんのおかげで、ここまで頑張ることができた」と感謝。「全国大会では、これまで練習してきた成果を十分に発揮し、最後まで諦めず勝ちに行きたい。感謝の気持ちを忘れず、精いっぱい頑張ってくる」と決意を述べた。
初出場、雪辱、優勝へそれぞれの決意
選手一人一人も佐野市長に大会での目標を語った。初めて全国大会に出場する選手は、「全部、勝ちたい」、「まず1勝を目標に頑張りたい」、「これまでの練習を生かして頑張りたい」と、期待と緊張の入り交じっていた。
出場経験のある選手は、「昨年は初戦で負けたので、ことしは勝ちたい」、「去年は緊張して勝てなかったが、ことしは勝てるように頑張る」と雪辱を誓った。
春の選抜大会で敗れた相手と全国大会で再び対戦するという選手は、「また挑戦したい」とリベンジに闘志。「一戦一戦を大切に勝ち抜きたい」と着実に勝利を重ねることを目標にする選手がいる一方、「去年は負けてしまったので、ことしは優勝したい」と頂点を見据える力強い決意もあった。
大学生2人は国スポで全国優勝目指す
国民スポーツ大会に出場するのは、真空手塾の中野蓮太郎さん(大正大2年)と宮野煌大さん(明海大2年)。中野さんは成年男子組手軽量級と団体組手、宮野さんは成年男子組手中量級と団体組手に臨む。
大学生を代表して宮野さんは、「これまで積み重ねてきた練習の成果を十分に発揮し、最後まで諦めることなく全力で挑戦する」と決意。「燕を代表して出場するという自覚と誇りを胸に、応援してくださる皆さまへの感謝を力に変え、よい報告ができるよう一戦一戦、精いっぱい頑張りたい」と力を込めた。
新潟県の国スポ空手道競技選手団にはこのほか、少年男子組手の江口涼選手(帝京長岡高3年)と少年女子組手の川本真輝選手(同2年)が入り、田辺良元監督を含む5人で大会に臨む。江口、川本両選手はインターハイ出場のため、この日の訪問を欠席した。
佐野市長「全国大会を通過点に」
自身も剣道で全国大会に出場し、指導者として子どもたちを全国の舞台へ導いた経験がある市長は、「県予選を勝ち抜いたことを自分の誇りにし、大きな自信を持ってほしい」と選手をたたえた。
全国大会での緊張については、「相手も同じように緊張している。緊張を受け入れたうえで、どれだけ自分の100%を出せるかが大切」と助言した。
試合では普段の練習以上の力は出せないとし、「60%しか出せずに終わるのではなく、100%を出したうえで『次はこうしよう』と、次につながる大会にしてほしい」と呼びかけた。
さらに、全国大会の先にはより大きな目標や五輪もあり、「全国大会をひとつの通過点だと思ってもいい。先生や保護者を信じ、自分の気持ちをコントロールして試合に臨んでほしい」と激励した。
「全国大会は緊張するけれど、一番楽しい大会でもある。私も出場して良かったと最も感じたのが全国大会だった」と自身の経験を振り返り、「燕市から皆さんの目標が達成できるよう祈っている」と選手を送り出した。
