新潟県県央地域の小学生が親元を離れ、仲間と励まし合いながら100kmを歩く「第19回寺子屋つばさ100km徒歩の旅」が11日、ゴールを迎えた。4泊5日で100kmを歩き抜いた29人が完歩を果たした。
7年ぶりに4泊5日のフルスペック
燕三条青年会議所のOBを中心とする実行委員会(嘉瀬一洋会長)が主催する恒例事業。単に歩くだけでなく、班の仲間と食事や宿泊、休憩時間をともにする行程のすべてを「旅」と位置付ける。
子どもは親元を離れ、親は子どもの情報から隔絶されて過ごすことで、親子双方の成長を促すねらいもある。
近年はコロナ禍の影響で期間を短縮して開催してきたが、ことしは7年ぶりに4泊5日のフルスペックで実施。7日に三条市下田地区のスポーツセンターはやぶさを出発し、最終日の11日、弥彦村農村環境改善センターにゴールした。
猛暑のなか31人が挑戦、29人が完歩
ことしは三条市18人、燕市6人、田上町3人、弥彦村と加茂市が各2人の計31人が参加した。前半は猛暑に見舞われ、2日目までに2人がリタイアしたものの、29人が完歩した。
最終日の弥彦山登山は恒例となっている。下山には例年、ロープウエーを利用しているが、ことしはお盆期間で混雑していたうえ、子どもたちから「下りも歩きたい」と要望があったため、自分の足で上り下りした。
「最後のいーっぽ!」手をつないでゴール
そのため、予定より約1時間遅い午後3時半ごろに到着。ゴールを前に5つの班ごとに隊列を整え、手をつないで「最後のいーっぽ!」「ありがとう!」などと声を上げながらゴールテープを切った。
4日ぶりの親子の再会に涙
親の顔を見て涙を見せる子どももいたが、それ以上に涙を浮かべたのは母親たち。「お帰り」「頑張ったね」と声をかけ、4日ぶりの再会と、苦行ともいえる100kmを歩き抜いたわが子の姿に感極まっていた。
子どもたちの安全を守る重責を担った学生スタッフも、無事にゴールを迎えた安堵と達成感から涙をぬぐっていた。
