角利産業

kenoh.com

ケンオー・ドットコム

燕三条・新潟県央地域のニュース

「まちそのものが校舎」不登校の子どもの学び場「NIJINアカデミー燕三条校」が9月開校

,

広告

不登校や学校になじめない子どもを対象としたオルタナティブスクール「NIJINアカデミー燕三条校」が9月1日、イオン県央店3階の地域交流拠点「KaNaU(カナウ)」を主な拠点に開校する。NIJINアカデミーのリアル教室は新潟県内初。まちの特性を生かした商店街や町工場、農地など「まちそのもの」を学びの場にする。

不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー燕三条校」9月1日開校
不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー燕三条校」9月1日開校

NIJINアカデミーを運営する株式会社NIJIN(東京都江東区、星野達郎代表取締役)と、移住促進やまちづくりに取り組むきら星株式会社(湯沢町、伊藤綾代表取締役)が運営する。

オンライン授業と週1日のリアル通学

NIJINアカデミーは2023年9月に開校。双方向のオンライン授業や企業、社会とつながるプロジェクト型学習を特徴とし、2026年7月現在、全国から900人を超える児童生徒が入学している。

燕三条校では、メタバース校舎で行われる月100コマ以上のオンライン授業と、毎週火曜午前10時から午後3時までのリアル通学を組み合わせる。

国語や算数・数学などの教科学習は、全国の講師によるオンライン授業が中心。リアル教室では、きら星の燕三条エリアマネージャーで燕三条校を担当する三浦佑太郎さんが、地域の人や事業者と連携したプロジェクトを支援する。在籍する学校の校長の判断により、出席扱いの認定を受けることもできる。

リアル教室が開設される「KaNaU」
リアル教室が開設される「KaNaU」

対象は不登校か、その傾向がある小学1年生から中学3年生まで。当初の定員は5人で、申し込み状況に応じて拡大を検討する。

料金はメタバース校舎が月額2万3,760円、リアル教室が同1万6,500円で、合計月額4万260円。入会金3万3,000円が別に必要になる。

商店街や町工場で「本物の仕事」にかかわる

教室はKaNaUだけで完結させず、一ノ木戸商店街や地域交流拠点「三-Me.」、飲食店「TREE」、図書館、町工場、農地などへ活動の場を広げる。

町工場の見学やものづくり、下田地域での農業、笹団子作りに加え、三条マルシェなどへの出店、新商品や飲食店の新メニュー開発なども構想する。

単発の体験で終わらせず、子どもたちが企画する側や商品を作る側に回り、地域の中で自分なりの仕事や役割を見つけることを目指す。

三浦さんは「最初は地域へ遊びに行くところからでもいい。子どもたちが主体になって小さなイベントを企画したり、マルシェへ出店したりするところまで発展させたい」と話す。

「TREE」
「TREE」

地方で不足する学校以外の選択肢

文部科学省の調査によると、2024年度の小中学校の不登校児童生徒数は35万3,970人。12年連続して増加し、過去最多となった。中学生では約15人に1人にあたる。

一方、地方では学校以外の学びの場が少なく、不登校になった子どもや家庭が地域の中で孤立しやすいことが課題になっている。

きら星では、子どもたちに学校以外の選択肢を用意し、地域の人や仕事とのつながりをつくることが、将来の地域への愛着や人口減少対策にもつながると考えた。

三浦さんは、「学校へ行けなくなると、親以外のおとなとかかわる機会が少なくなりがち。地域のいろいろなおとなと出会い、学校では学べないことを地域丸ごと学べる場所にしたい」と話している。

9月12日に無料体験会

開校を記念した無料体験会を9月12日(土)午前10時半から午後3時半まで行う。

KaNaUで校舎を見学し、燕三条校について説明を受けたあと、一ノ木戸商店街を散策。古民家カフェ「TREE」で昼食を取り、商店街の食材を使った新しいハンバーガーを考えるミニワークに取り組む。庖丁メーカー「タダフサ」の工場も見学し、燕三条のものづくりにふれる。

対象は不登校か、その傾向がある中学1年生から3年生と保護者で、保護者だけでも参加できる。定員は親子合わせて15人、先着順。参加無料だが昼食代は自己負担となる。会場間は車で移動する。

申し込みは専用フォームか、電話090-5422-2066(三浦さん)で受け付ける。締め切りは9月6日(日)午後11時59分。

広告