機械工具卸売商社のトラスコ中山株式会社(東京都港区、中山哲也代表取締役社長)は24日、新潟県三条市に新築移転したホームセンター向け物流拠点「HC東日本物流センター」の稼働を始めた。ホームセンター向けの出荷能力を高め、海外から輸入する商品のストック拠点としての役割も担う。
同社は全国の物流センターに約63万アイテムを在庫し、工場などのものづくり現場で使う工具や副資材を供給している。今回のHC東日本物流センターは、ことし5月18日に稼働した愛知県北名古屋市の「プラネット愛知」に続き、全国30カ所目の物流センターとなる。
既存のHC東日本物流センターは「プラネット新潟」に名称を変更し、新潟県内向けの物流機能を強化する。これまで新潟支店と新潟北支店の商品は群馬県伊勢崎市の「プラネット北関東」から供給していたが、今後はプラネット新潟から供給する体制へ移行する予定。配送距離の短縮などによる納品サービスの向上を図る。
新しいHC東日本物流センターは、ホームセンター向け商品の取扱量増加に伴い、旧センターの在庫保管能力や出荷能力が限界に近づいていたことから移転を決めた。
新センターでは保管能力と出荷体制を強化。ホームセンターから寄せられるストアブランド商品の在庫化や、商品を店舗ごとに仕分けて納品するといった要望にも、これまで以上に柔軟に対応する。
海外メーカー商品のストック拠点としても活用。同社はタイ、米国、ドイツ、台湾、香港の5つの国と地域に仕入れ拠点があり、新センターを日本海側の陸揚げ拠点と位置づける。まとまった数量で輸入した商品を三条市で集約保管し、全国各地の物流拠点へ補充する役割を担う。
さらに塗料、接着剤、オイルなど消防法上の危険物に当たる商品を保管する危険物倉庫も整備した。保管能力を拡大することで取り扱える商品の幅を広げ、危険物商品の安定供給につなげる。
同社は、利用者に近い場所に商品を在庫することで「最速」「最短」「最良」の納品を目指すとしている。
