8月2日、3日と新潟県長岡市で行われる長岡花火に向けたセブン‐イレブン・ジャパンの長岡まつり大花火大会応援商品の開発に取り組んだ地元の長岡市立上通小学校の5・6年生47人が17日、そのお披露目会を開き、児童のアイデアをもとに商品化された5品がお披露目された。商品は7月28日から新潟県内約430店舗で販売され、売り上げの1%が来年の長岡花火への協賛金に充てられる。
セブン‐イレブン・ジャパンは毎年、長岡花火の応援商品を企画し県内店舗でフェアを展開している。外部に商品開発のアイデアを求めたのは今回が初めて。小学生が長岡花火について学び、その魅力を発信してもらおうと行った。
「長岡市民だけでなく、長岡を訪れる多くの人に花火の素晴らしさと長岡の食のおいしさを知ってほしい」との思いから、商品アイデアを出し合い、セブン‐イレブン・ジャパンの担当者にプレゼンテーションを行って完成した。
完成したのは「生姜醤油ご飯チャーシューとメンマ入り」(税抜き298円)、「鮭とすじこ入り枝豆ご飯おむすび」(298円)、「クリームにおぼれる苺レアチーズシュー」(398円)、「ミニロール焼きそば&たれチキンカツ」(320円)、「香る旨みつゆ冷かけ長岡生姜醤油ラーメン」(498円)の5品。
お披露目会には5、6年生とセブン-イレブンジャパンと近隣の店舗から20人ほどが参加。セブン‐イレブン・ジャパンの商品担当者は、それぞれの開発経緯を説明した。




ラーメン風おむすびはチャーシューとメンマを入れて最後まで飽きない味わいに仕上げ、おにぎりは「花火のような大きなおにぎり」という児童の発想から、枝豆ご飯に鮭とすじこを組み合わせた。
デザートは児童から「いちご入りプチシューにパチパチするお菓子を載せたい」との提案があったが、流通中に食感が失われるため断念。その代わり、クリームの盛り付けとイチゴで夜空の花火をイメージした。
ミニロールは「花火を見ながら片手で食べられる商品」という提案を取り入れ、焼きそばとたれチキンカツを組み合わせた。毎年、人気の冷やし生姜醤油ラーメンは、例年よりも生姜の香りを際立たせ、さっぱりとした味わいに仕上げた。
「採用されなくてもいい経験だった」
児童代表はグループごとに感想を発表した。「自分のアイデアは採用されなかったけど、この体験ができて良かった」、「自分の考えが採用されてうれしかった」「みんなのアイデアが組み合わさって商品になって良かった」、「どれもおいしそうなので全部食べたい」など、それぞれが率直な思いを話した。
発表後には、商品をPRする店頭用POPづくりにも挑戦。実際の商品写真を貼り付けながら思い思いのデザインを描き、販売を盛り上げる準備を進めた。
「1億円売りましょう」
セブン‐イレブン・ジャパンの担当者はこの日の午前、磯田達伸長岡市長を表敬訪問したことにふれた。「午前中に試食した皆さんから、どれもおいしくて食べ過ぎてしまったと感想をもらった。全国から長岡花火に訪れる人が商品を手に取り、幸せな気持ちになってもらえたらうれしい」と願った。
昨年のフェアの売り上げは7,700万円。「ことしは1億円を目指しましょう」と児童に呼びかけた。
金澤俊道長岡市教育長も「商品づくりはひとりの考えだけではできない。いろいろな人のアイデアが組み合わさって形になることを学べた、とても貴重な体験」と評価。「POPを作って終わりではなく、どうやったら売れるかまで考えてほしい」と激励した。
最後には児童全員が「たくさん売ってください。よろしくお願いします」と声をそろえてセブン‐イレブン関係者に呼びかけ、記念撮影でお披露目会を締めくくった。
県内430店舗で販売 初の小学生との共同開発
セブン‐イレブン・ジャパンによると、「長岡まつり大花火大会応援フェア」は今年で10年目となるが、小学校と連携した商品開発は今回が初めて。
商品は7月28日から約2週間、新潟県内約430店舗で販売するが、販売状況によってはその後も販売を継続するものもある。担当者は「子どもたちとの連携は地域の魅力や食材のおいしさを発信する力がある。ことしだけでなく、来年以降も継続できればと考えている」と話していた。
