新潟県三条市で地球温暖化防止や資源循環に取り組む市民団体「環境すまいる広場」(島田伸子代表・会員6人)は24日、三条市の環境啓発施設「かんきょう庵」に業務用自動糸切り付き本縫いミシン3台(約34万円相当)を寄贈した。着物や帯のリメイク作品を販売するチャリティー展示即売会の売り上げを活用したもので、かんきょう庵の着物リメイク教室などで活用される。
眠っている着物を生かして資源循環
環境すまいる広場は2018年に発足。「家の中に眠る着物を生かすことで、ごみを減らし、資源を大切にしたい」との思いから活動を続け、年2回、かんきょう庵などでチャリティー着物リメイク展示即売会を開いている。
その都度、売り上げから経費を差し引いた約10万円を、三条市内の環境関連団体や環境活動に寄付している。
当初は、来年夏に暫定開通予定の八十里越に合わせた植樹を希望していたが、実施予定がなかったため、市と協議を重ね、かんきょう庵で不足していたミシンの更新を支援することにした。
老朽化したミシンに代わり業務用3台
かんきょう庵では年2回の着物リメイク教室を開いており、その講師を環境すまいる広場が務めている。しかし、施設に備え付けのミシン8台は故障や老朽化が進み、参加者に自宅のミシンを持参してもらったり、会員が持ち寄ったりして対応してきた。
そこで今回は、昨年10月とことし6月のチャリティー着物リメイク展示即売会の2回分の売り上げを活用し、新しいミシンを購入してかんきょう庵に寄付することにした。
備え付けのミシンは家庭用だったが、寄付したのはJUKI製の業務用ミシン3台。直線縫い専用のシンプルな仕様で耐久性が高く、家庭用では難しい厚手の帯やデニム生地なども縫製できる。
売り上げを地域の環境活動に還元
24日、かんきょう庵で贈呈式が行われ、島田代表がかんきょう庵の坂田和浩館長に目録を手渡した。
島田代表は「地球温暖化が深刻化する中、少しでも環境のためになる活動をしたいという思いで続けてきた。売り上げを三条市の環境活動に役立ててもらいたい」とあいさつした。
坂田館長は「環境すまいる広場には着物リメイクをはじめ、さまざまな地球温暖化対策や市の環境政策に協力いただいていることに感謝している。寄贈いただいたミシンは趣旨を踏まえ、有効に活用しながら環境施策を進めていきたい」と謝意を述べた。
「もったいない」を大切に活動を継続
島田代表は「使えるミシンが少なく、教室運営に苦労していた。多くの人に長く使ってもらえるよう、使い勝手の良い業務用を選んだ。『もったいない』という気持ちを大切にしながら、これからもリメイク活動を広げていきたい」と話した。
