― 三条を学び、アフリカとの共創を考える10日間 ―
NPO法人ソーシャルファームさんじょうは、2026年8月12日から21日まで、JICAの支援を受けて日本各地の大学院で学ぶ留学生3名をインターンシップとして受け入れた。参加者は、マラウイから1名、ガーナから2名で、それぞれ投資、農業、国際ビジネス等の分野で実務経験を有する人材で母国ではエリートである。

今回のインターンシップでは、アフリカと日本が抱える社会課題を、地域資源、人材、産業を活用したソーシャルビジネスによって解決することを目的とし、三条市・下田地域をフィールドとして、農業、ものづくり、伝統産業、大学、地域づくり等について実践的に学んだ。ブルーベリー農園での収穫、三条鍛冶道場での鍛冶体験、三条市立大学や地域企業への訪問、そば打ち、村上市のお茶・地域産業の視察、三条ビーターズとの交流などを通じ、三条の地域産業や地域コミュニティが地域経済を支える仕組みを学んだ。

そして今回の最大の成果は、参加者が地域で得た学びを自らの専門性や母国の社会課題と掛け合わせ、三者三様の事業提案を作成し、8月21日に発表したことである。
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マラウイ Alexanderは、地域に開かれた幼児・初等教育事業「The Reverse Shitada Case」を提案した。教育を人材育成と地域の将来を支える基盤と捉え、今回の学びをマラウイの教育環境に生かす構想である。

ガーナ Papaは、「Africa–Sanjo Innovation Bridge」を提案。アフリカの大学で生まれた研究成果を、三条市立大学や三条のものづくり企業とつなぎ、研究から試作、事業化へと発展させるイノベーション・ハブの構築を目指す構想である。
同じくガーナのGlennは、「Keystone Agent構想」を提案。SocietyやAgriculture等を軸に、地域社会と地域経済を持続的につなぐ仕組みを構築し、地域課題の解決と経済活動を両立させるソーシャルビジネスを構想した。

今回のインターンシップでは、3名の留学生が「地域で学ぶ」だけでなく、「そこで得た経験を、自国の課題解決にどのように生かすことができるか」まで考え、具体的な事業構想として形にしたことが大きな成果となった。
今後は、今回築いた人的ネットワークを継続し、大学、企業、アフリカの大学・政府機関、JICA等との連携を深めながら、今回生まれた3つの提案を具体的な事業・ビジネスへと発展させ、「日本×アフリカ」の持続的な共創モデルの構築を目指していく。



