完全個室の会員制インドアゴルフ場を全国展開する(株)LoungeRange(東京都品川区、古川真一代表取締役)は、8月末で閉鎖予定だった大型インドアゴルフ施設「燕三条ゴルフパーク」(新潟県燕市井土巻4)の運営を引き継ぎ、切れ目なく9月1日から「Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」として営業を始めた。
燕三条ゴルフパークは2022年10月に開業。完全個室4打席、オープン8打席の計12打席のほか、パター、バンカーの練習場を備えたトータルゴルフスタジオで、地域のゴルファーに利用されてきた。
LoungeRangeはことし7月、燕三条ゴルフパークが8月末で営業終了と知った。8月5日に初めて現地を訪問し、同社がこれまで展開してきた店舗との親和性が高く、既存設備と運営ノウハウを組み合わせれば施設を存続できると判断した。
会員からも施設の存続を求める声があり、長期間の営業空白を生じさせないことを重視して初訪問からわずか1週間後の8月12日に運営引き継ぎの契約を結び、閉鎖予定日の翌日に当たる9月1日から新体制で営業をスタートさせた。
12打席で無人運営モデル構築へ
LoungeRangeは全国約80店舗を運営。1打席の完全個室型店舗を中心に展開してきた。燕三条店は12打席にパター、バンカー練習場もある大型施設で、従来店舗とは規模も利用形態も異なる。同社は予約管理や店舗管理などで培ったノウハウを大型・複数打席施設に応用し、新しい無人運営モデルの構築に取り組む。
ただし、営業開始から2カ月間は施設に精通したスタッフを配置する。LINEによる案内、緊急連絡先、Q&Aポスターなども整え、3カ月目以降の完全無人化後も問い合わせや緊急時の相談窓口を維持する。
営業時間も午前5時から午後10時までに拡大し、出勤前や仕事帰りにも利用しやすくなった。料金は従来価格を維持しながらプランを簡素化し、一部サービスの終了で生まれたスペースには新たにロッカーを設ける。
LoungeRange独自の会員特典として、提携ゴルフ場での無料プレーや対象アパレルブランドの優待なども適用する。
同社は燕三条での運営を通じ、大型の既存ゴルフ施設でも利便性や安心感を保ちながら無人運営できるモデルを検証する。将来はプロゴルファーやジュニア層との連携、イベント開催なども検討し、世代を問わず地域のゴルファーが集まる拠点を目指す。
さらに、燕三条で得たノウハウを生かし、設備や地域とのつながりを持ちながら運営上の課題で継続が難しくなった全国の既存ゴルフ施設との連携も視野に入れている。

