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燕三条・新潟県央地域のニュース

燕市の県指定天然記念物「八王寺の白藤」、三条市の市指定天然記念物「万葉の藤」がそれぞれ五分咲きを過ぎて見ごろに

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燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺にある県指定の天然記念物「八王寺の白藤」、さらに三条市井栗地内の田中にある市指定天然記念物「万葉の藤」とそれぞれ県央地域を代表するフジの名木が、16日は五分咲きを過ぎてようやく見ごろを迎えている。

ちょうちんが下がる「八王寺の白藤」
ちょうちんが下がる「八王寺の白藤」

「八王寺の白藤」は境内にあり、その名の通り白い花を咲かせる。幹回り約6メートル、枝は東西約30メートル、南北約20メートルにも広がる。夜はフジ棚に下がったちょうちんがともる。

ちょうちんが下がる「八王寺の白藤」
ちょうちんが下がる「八王寺の白藤」

日中は休日ともなれば市外から大勢の見物客を集めるが、夜に訪れるのは、主に近所の家族連れ。ふらっと歩いて訪れ、むせ返るほど甘酸っぱい花の香りに包まれてフジ棚の下を一周し、夜桜ならぬ夜藤見物を楽しんでいる。

ちょうちんが下がる「八王寺の白藤」
ちょうちんが闇に白フジの花を浮かび上がらせる

八王寺大白藤保勝会の行き届いた管理で、フジ棚から毎年、見事な花房を下げているが、「万葉の藤」はそれとは対照的に、小さな堂のそばに立つエノキの古木にからみついたフジが自然な形で大きく生長している。

 三条市井栗の「万葉の藤」
三条市井栗の「万葉の藤」

「八王寺の白藤」と比べると花房の数はぐっと少ない。とくに道路側から見ると花がないように見えるか、裏へ回るとたくさんの花房をつけ、十分に花見を楽しめる。

道路側見ると、花がないように見える 道路側見ると、花がないように見える

万葉集十七の大原高安真人(おおはらのたかやすまひと)が詠んだ“伊久理乃母乃藤花(いくりのもりのふじのはな)”の一節が井栗のフジを指すとする説があるという理由で昭和39年、三条市教育委員会が天然記念物の文化財に指定されたが、真偽のほどはともかく、遠い昔からそこにあったような、たけだけしい樹形も魅力だ。

いずれも例年、15日ころには満開になっているが、ことしの開花は1週間近くは遅れているようだ。今週末には満開から散り始めくらいまでは進みそうで、それぞれの花見見物は今がチャンスだ。


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