元ホテル経営の(株)山口(旧商号:やまきホテル(株)、資本金1500万円、新潟県佐渡市)は、4月30日に新潟地裁佐渡支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約61人に対し約15億472万円。
帝国データバンクの調べでは、同社は1946年(昭和21)創業、56年(同31)2月に法人改組された元ホテル経営業者。佐渡市両津地区で、客室数92室、収容人員430人、コンベンションホール(450人収容)などを完備した「両津やまきホテル」を運営した。
新潟県内のほか関東を中心とした県外からの宿泊客、海外からの観光客も積極的に受け入れ、96年3月期には年収入高約10億円を計上していた。
しかしその後、佐渡島内の観光客減少を背景に収入が低迷。過去の設備投資のための借入金返済のめどが立たず、2008年には金融債務が債権回収業者(サービサー)に譲渡されるなど、資金繰りがひっ迫していた。
さらに、20年春ごろからは新型コロナの影響で客足が急減。21年3月期の年収入高は約5000万円にまで低下していた。
そのため、コロナ融資などを利用して経営の立て直しを図ったが、支えきれず2022年1月27日付で事業を停止していた。
