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【三条凧合戦】嵐南組が24年ぶり最高得点優勝 大町組景清が赤組優勝

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新潟県三条市で6、7の2日間、「三条凧(いか)合戦」が開かれ、31の凧組が2日間にわたり空中戦を繰り広げた。その結果、白組・嵐南(らんなん)組が59点で最高得点優勝を飾り、24年ぶりに頂点に輝いた。赤組優勝は36点で大町組景清だった。

閉会式で最高得点優勝の白組・嵐南組
閉会式で最高得点優勝の白組・嵐南組

凧組は紅白に分かれ、異なる色の凧組と対戦する。相手の凧の糸を切ったり、落としたりして得点し、2日間の合計得点で順位が決まる。紅白それぞれの優勝に加え、すべての凧組のなかで最も得点の多かった凧組が最高得点優勝となる。

令和八年度 三条凧合戦 順位表
赤組 白組
順位 組名 総得点 順位 組名 総得点
1 大町組景清 36 1 嵐南組 59
2 東三条五月会 30 2 雷神組 48
3 越後三条鍛冶集団 18 3 三条越路組 44
4 三条小町会 13 4 上町組 31
5 福ノ島会 12 5 風神組 22
6 謙信組 10 6 上州凧協会 18
7 清友会 8 7 まろみ会 14
8 保内植木組 7 8 飛燕三舞会 11
9 一ノ木戸清正組 7 9 健青会 10
10 燕三条愛粋組 7 10 旭組 9
11 下田村羚羊会 6 11 緑水会 8
12 凧の藤組 6 12 三条EC六角塾 8
13 白朗会 5 13 市役所凧倶楽部 6
14 三龍会 4 14 三條真田丸 3
15 隆青会 2 15 龍王組 1
16 さんじょう浪士組 1 16

嵐南組が24年ぶり最高得点優勝

昨年の赤組優勝は嵐南組、白組優勝は大町組景清で、最高得点優勝は大町組景清だった。ことしは赤組優勝が大町組景清、白組優勝が嵐南組でツートップは変わらなかったが、最高得点優勝は昨年とは逆に嵐南組が獲得した。

赤組準優勝は東三条五月会、3位は越後三条鍛冶集団。白組準優勝は雷神組、3位は三条越路組だった。さらに殊勲賞は福ノ島会、敢闘賞は燕三条愛粋組、技能賞は東三条五月会、優勝組賞は雷神組、優秀個人賞は雷神組の堀川竜暉さん、新組賞は上州凧協会がそれぞれ受賞した。

赤組優勝の大町組景清
赤組優勝の大町組景清

また、2日目の最後の合戦が始まったところで、揚げようとしていた凧が落下し、参加者家族の女児の頭に当たる事故があった。女児は病院に救急搬送され、頭を2針ほど縫ったが、処置を受けて帰宅でき、大事には至らなかった。

この事故もあり、揚げ師にとって最も名誉ある個人賞の最高技術賞は該当者なしとなった。

「みんなに喜びを味わわせたかった」

嵐南組の組長、滝口了さん(53)は「素直にうれしい。このメンバーで総合優勝を経験したことがある人は少なかったので、みんなにこの喜びを味わわせてやりたかった」と喜びをかみしめた。

嵐南組
嵐南組

ことしは全員が喪章をつけて合戦に臨んだ。昨年まで熱心に活動していたベテラン組員がことし2月に亡くなり、弔いの思いも込めて戦った。

昨年は赤組優勝を果たしながらも、総合優勝には届かず悔しさを残した。それだけに、ことしは「ぜひ総合優勝を」と準備段階から気持ちをひとつにしてきた。

嵐南組組長の滝口さん
嵐南組組長の滝口さん

合戦を振り返り、滝口さんは「みんな勝負も早かったし、自分の役割をみんなが果たしてくれて、本当に完ぺきだった」。若い揚げ師も力をつけ、「最近はすごくいい感じになってきた」と手応えを感じている。「これで来年はさらに向上して、連覇を狙いたい」と力を込めた。

大町組景清は赤組優勝

40年以上にわたって三条凧合戦にかかわる大町組景清代表の韮沢勝さん(61)は、最高得点優勝の連覇は逃したが、「優勝できて良かった」と笑顔を見せた。

大町組景清
大町組景清
大町組景清代表の韮沢さん
大町組景清代表の韮沢さん

大町組景清は開会式でも先頭に立ち、伝統ある凧合戦を引っ張る組のひとつ。ことしも確かな技とチームワークで勝利をつかんだ。韮沢さんは「来年は総合優勝を狙って頑張る」と、すでに視線を来年に向けていた。

一本締めで2日間の熱戦を締めくくる

閉会式では、三条凧協会の須藤謙一会長から受賞者に優勝旗や賞状、副賞などが贈られ、各組の健闘をたたえた。

須藤会長はあいさつで「昨日はちょっと風が弱かったと思っていたが、きょうの風は皆さんにとっていい風だったのでは」と振り返った。

7日の熱戦
7日の熱戦

午後の合戦については「皆さんスピーディーに、必死にやっている感がすごくあった」と述べ、「各組いろいろあると思うが、秋の大会もあるし、来年の本戦に向けて切磋琢磨していただき、またいい凧合戦ができることを祈念している」と期待した。

閉会式の最後は、味田健太郎三条凧協会副会長が「また来年、このメンバーで、ますますの凧合戦の発展を込めて」と一本締めを行い、2日間の熱戦を締めくくった。

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